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雲をつかむ死 新訳版 ハヤカワ文庫クリスティー文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2020/06/18 |
| JAN | 9784151310102 |
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雲をつかむ死 新訳版
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商品レビュー
3.7
36件のお客様レビュー
面白かった。 ポアロのシリーズ。トリックや犯人はかなりわかりやすいと思うが、それ以上に良かったのはラストの綺麗さ。ミステリーって登場人物にとって暗いものだから最後にこうやって穏やかにしてくれるとすごく読後感が良い。 藤沢周平の『秘太刀 馬の骨』なんかもそうなのだが、登場人物はそ...
面白かった。 ポアロのシリーズ。トリックや犯人はかなりわかりやすいと思うが、それ以上に良かったのはラストの綺麗さ。ミステリーって登場人物にとって暗いものだから最後にこうやって穏やかにしてくれるとすごく読後感が良い。 藤沢周平の『秘太刀 馬の骨』なんかもそうなのだが、登場人物はその作品の中にのみ存在しているわけではないから、事件解決と個人の話は別問題なわけで、だからこそ最後に個人の話に立ち入って光明が見えるととても穏やかな気持ちで終われる。すごくハッピーエンドでなくて良い。光明が見えれば。
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【再読】 ロンドンへと向かう飛行機の中で、フランス人の金貸しの女性が殺害された。その女性マダム・ジゼルは、何者かに毒矢によって殺されたと見られる。そして機内からは吹き矢の筒も発見された。同じ便に乗り合わせたポアロは、フランス警察のフルニエとともに捜査を始める。まず二人は、被害者の身辺を探ることに。マダム・ジゼルは金を貸した相手の弱みを握り、返済を渋った場合はそれをネタに相手を恐喝していたことが発覚する。また彼女の手帳から、乗り合わせた乗客のうちの何人かがジゼルの顧客であることが判明した。 捜査を進めていたポアロは二人の乗客ジェーンとノーマンと再会し、三人で事件を追うことに。すると、死んだジゼルには娘がおり、莫大な遺産を相続することになっていたことがわかった。ポアロはその娘が乗客であるホーバリー夫人のメイドだと突き止めたが、その矢先に娘は自殺してしまう。 ポアロは、ノーマンを犯人と名指しした。ジゼルが娘に莫大な遺産を残していることを知ったノーマンは娘に接近し、結婚した。飛行機の中でトイレに行くふりをして乗員に変装し、直接毒針を被害者に刺して殺したのだった。そして遺産を相続して用済みになった娘をも殺害した。 飛行機の中で毒の塗られた吹き矢が使われるという荒唐無稽な犯罪。だがそれこそが重要な鍵で、「そんなことは不可能だ」というところから考えれば、違う手を使ったということが見えてくる。吹矢筒が発見されることによってミスリードするのが上手い。 この作品ではポアロが主体的に捜査をするものの、素人探偵を使いながらという点が前作『三幕の殺人』とよく似ている。事件がその関係者にどのような影響を及ぼすか踏み込んで書かれている点も面白い。 ●見どころ ・若い二人の探偵の推理と恋路を見守るポアロ ・『オリエント急行の殺人』を仄めかすポアロ ●名言 「イギリス人がよく言う表現を使うなら、まったくむかつくようなゴミ人間なんですから」 「すこしは憎んでもけっこうですよ。しかし、あなたは真実を直視せずに愚者の楽園に暮らすような人じゃないでしょう」
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名探偵ポワロが飛行機内での殺人事件に挑むミステリー。現代で実際に発生したら容疑者の数がかなり多くなりそうだが席数が限られているので、少ない方だろう。登場人物が多いというよりも、キャラ的に不要っぽい人(考古学者のオヤジとか)もいる。それでも読んでいると、そんな風に思わないのは作者の...
名探偵ポワロが飛行機内での殺人事件に挑むミステリー。現代で実際に発生したら容疑者の数がかなり多くなりそうだが席数が限られているので、少ない方だろう。登場人物が多いというよりも、キャラ的に不要っぽい人(考古学者のオヤジとか)もいる。それでも読んでいると、そんな風に思わないのは作者の力量だろう。解説で真犯人の心情描写の巧みさに触れられているが頷ける。個人的にはポワロが関係者の嘘を見破って真相に近づく捜査パートが面白かった。犯人の意外性はさすがクリスティだがトリックが大胆というか、真理の盲点というか…ちと無理がある気もするが面白い事には違いなかろう。
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