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ホワイトラビット 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2020/06/24 |
| JAN | 9784101250328 |

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商品レビュー
3.9
608件のお客様レビュー
序盤は登場人物や時系列が入り乱れ話に付いて行くのに必死だった。 しかし慣れてくると1つ1つの作戦ややり取りの裏側を明かす真相を知ることができて面白かった。 作中1番の驚きだったシーンはオリオの正体が黒澤だったことだが警察とやり取りをしていたのは隣の家で立て篭りをカモフラージュし...
序盤は登場人物や時系列が入り乱れ話に付いて行くのに必死だった。 しかし慣れてくると1つ1つの作戦ややり取りの裏側を明かす真相を知ることができて面白かった。 作中1番の驚きだったシーンはオリオの正体が黒澤だったことだが警察とやり取りをしていたのは隣の家で立て篭りをカモフラージュした今村と中村だったのことにも驚いた。 他にも本物のオリオは死体として隠されていた事など伊坂幸太郎ならではのどんでん返しを喰らうことが出来た。 いかなる場面でも冷静沈着な黒澤がカッコよかった。 綿子が銃を構えた場面で神話とは反対に麻袋の中身は兎田だと悟り天井を打つ場面、天井の穴から夏之目が娘を指指すことを回想する伏線回収は見事だった。 「優しくするのはじつに容易いことですが、難しいのは正しくあることです」という言葉に大きく共感した。
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※このレビューにはネタバレを含みます
途中途中で読み手に向かって語りが入る、伊坂さんの相変わらずなユーモアのある会話炸裂で楽しめた。 後半部分のネタバレ解説からは一気読みだった。 妻を誘拐された兎田孝則が起こした立てこもり事件。 一軒の家族宅へ立てこもりしてたのかと思ったら父親は空き巣犯の黒澤⁉︎ かと思ったら人質の家族はすでにオリオオリオを殺してしまっているし、みんな兎田の妻を助けるために裏で協力者として仲間意識がうまれていて… 物語を読み進めていくとドンデン返しが待っていて、伏線回収もお見事で、物語の内容的には大事件ではないけれど話の展開がとても楽しかった。 空き巣犯の黒澤の仲間、中村と今村、3人のチームを見ていると私の好きな太田愛さんの修司・相馬・鑓水を思い出した。
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- ネタバレ
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ん?と思ったタイミングでちょうど作者の外部からの解説が入るのがすごいと思った。 オリオン座によって繋がる物語と、複数の人物のそれぞれの話が一つに集結していく構成はさすがと思った! オリオン座のベテルギウスは640光年離れている。
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