ホワイトラビット の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作中のある人物が実は別人であったと読者も騙されていた!という手法は特別に目新しいわけではないが、次々とトリックが明かされる疾走感が良かった。 折尾を騙った黒澤の警察に対する言動にやきもきしていたが、そもそもの前提から作者騙されていたのだから、まさに作中の警察官たちの気持ちをトレースさせられていたような気分になって面白かった。 オリオオリオという呼び名だけはちょっとダサいと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こちらの想像をとんでもない方法で超えてくる白兎事件の顛末。場面転換のスピード感も、複雑さも、それをキチンと理解できる読み易さも素晴らしい。少し悲しくもさっぱりとした伊坂ワールド全開で、とても楽しいエンターテインメント作品でした。
Posted by
繋がっていく感じが気持ちよかったなあ ここのこれがここに!?みたいな。 作者が天の声的な感じでこっち目線で話してるのも新鮮で面白くてよかった 好きなキャラとかは特にいなかったな
Posted by
小説って色々な形があるなと改めて感じさせられました。警察と籠城犯と泥棒という三すくみが十分設定として惹き付けられるのに時間軸を特徴的に書くのが魅力をましています。オリオン座話やレ・ミゼラブルをところどころに引用したりしてお話が時系列と共にぐちゃぐちゃにならず綺麗に整う形になって...
小説って色々な形があるなと改めて感じさせられました。警察と籠城犯と泥棒という三すくみが十分設定として惹き付けられるのに時間軸を特徴的に書くのが魅力をましています。オリオン座話やレ・ミゼラブルをところどころに引用したりしてお話が時系列と共にぐちゃぐちゃにならず綺麗に整う形になっていて良かったです。
Posted by
「白兎事件」という立てこもり事件が、思いもよらない方向性に繋がっていくところ、前後描写が面白さを際立たせ、犯人と人質の関係性に人間味を感じ、すこしほっこりする作品だった 面白かった
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あんまり本筋とは関係ないけれど、夏之目課長が5年前に解決した人質立てこもり事件のワンちゃん大作戦は、へぇと思った。 「レ・ミゼラブル」の手法らしい、作者の解説がところどころ入るのも新鮮で楽しかった。 「重力ピエロ」に少し出てきた黒澤さんが登場して嬉しいなぁと思っていたら、登場するどころか後半大活躍だった。 黒澤さん頭の回転が早すぎ!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
伊坂幸太郎著の誘拐事件の様子を書いた作品 様々な立場のキャラクター達が出てきて読んでいて楽しかった また次の章に移るときは著者独特の説明文も入り面白かった(レ・ミレザブルのオマージュらしい) 時間軸がトリックを生み、予想がつかなかった オリオン座から始まりその下に位置する星座の兎。その名のつく男は妻を助けられるかハラハラした 黒澤もラッシュライフに出てから知り、他の作品に出てることにほっこりした 刑事が最後に娘の幻を見るシーンは感動した 人は生まれて、色々あって、死ぬ。 名言だと思った
Posted by
途中から読むのがしんどくなってきました。 レ・ミゼラブルを見たこと・読んだことがないので比較はできませんが、恐らくそれのオマージュのような形で読者と対話のようなナレーションも交えながら話が進んでいくのは新鮮でした。 各登場人物視点で話が進む群像劇ですが、ナレーションと群像劇の相性...
途中から読むのがしんどくなってきました。 レ・ミゼラブルを見たこと・読んだことがないので比較はできませんが、恐らくそれのオマージュのような形で読者と対話のようなナレーションも交えながら話が進んでいくのは新鮮でした。 各登場人物視点で話が進む群像劇ですが、ナレーションと群像劇の相性が個人的に悪く感じてしまいました。 たださすが伊坂さん作品ということで、話が次第にまとまっていくのは面白かったです。
Posted by
色んな人の視点から事件の真相が見えてくる構成の映画が好きで。小説でもとても面白かった。黒澤さんも夏乃目さんも好き。登場人物の名前覚えるのが苦手な上に少し構成が複雑で頭が大分こんがらがったけど、よく出来た小説…と感心しながら読んだ。伊坂さんの小説は唯一無二のユーモアがあって読みやす...
色んな人の視点から事件の真相が見えてくる構成の映画が好きで。小説でもとても面白かった。黒澤さんも夏乃目さんも好き。登場人物の名前覚えるのが苦手な上に少し構成が複雑で頭が大分こんがらがったけど、よく出来た小説…と感心しながら読んだ。伊坂さんの小説は唯一無二のユーモアがあって読みやすい。
Posted by
めちゃくちゃ面白かった。 伊坂幸太郎さんの本って全部色んな視点から時系列もバラバラに描かれるんかな? ただめちゃくちゃ分かりやすく。 レ・ミゼラブルみたいな(読んだことないけど)メタ的視点からの注釈が心地よかった。 より黒澤さんのファンになりました。
Posted by