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不連続な四つの謎 『このミステリーがすごい!』大賞作家 傑作アンソロジー 宝島社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2020/06/04 |
JAN | 9784299005878 |
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不連続な四つの謎
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商品レビュー
3.3
18件のお客様レビュー
中山七里さん残されたセンリツ。旋律と戦慄を掛けているかな。何とも恐ろしい復習劇。 乾緑郞さんの黒いパンテル。ブラックパンテルをめぐる何とも不可思議なお話。 安生正さんのダイヤモンドダスト。雪に見舞われた首都東京でのお話。短いけど、臨場感があって引き込まれる。 海堂尊さんのカシオペ...
中山七里さん残されたセンリツ。旋律と戦慄を掛けているかな。何とも恐ろしい復習劇。 乾緑郞さんの黒いパンテル。ブラックパンテルをめぐる何とも不可思議なお話。 安生正さんのダイヤモンドダスト。雪に見舞われた首都東京でのお話。短いけど、臨場感があって引き込まれる。 海堂尊さんのカシオペアのエンドロール。典型的な密室ミステリー。 で、全く関係ないこの4つのお話が、それぞれの作者によって軽く繋がるような幕間がこしらえてあるという、凝った作り。解説の村上貴史さんの解説まで含めて、素晴らしい1冊だと思います。
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中山七里、乾緑郎、安生正、海堂尊の4名によるミステリーアンソロジー。 各話の幕間が次の物語へのプロローグになってて面白かったです。 私は圧倒的に『黒いパンテル』乾緑郎 が好きでした。 シリアスなオカルトミステリーのオチに爆笑!
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「残されたセユリツ」 中山 七里 ピアニストの死は、自殺か、他殺か。どちらなのか、二者択一の選択肢しかないとの固定観念があったが、結果は、他殺による自殺。そう言うことか。これは、空想の世界のことか。はたまた、現実の世界でも起こっている事なのか。ただ、これを起こすには、すべてにおける執着のある者のみ実践可能か。最後に、妹の感情に、姉妹とはこういうものかと、不意を突かれた。 「黒いパンテル」 乾 緑郎 過去の大火災で、実現しなかったシーンとトラウマなシーン。千明さんからのメールを見た時、これは、この3人がグルで、父親の威厳を取り戻させようとしているのではないかと疑った。ただそれにしては、スケールが大きすぎた。私の予想は外れた。 私のエンディングで、もう一つストーリーを書いてくれないかな。 「ダイヤモンドダスト」 安生 正 新宿の一夜の出来事。ストーリーは、ただ、時間の経過を詳細な書き記しているだけ。だか、あまりにも繊細な描写に一気に引き込まれていく。極限の中で、人の本能が少し垣間見れた。 「カシオペアのエンドロール」 海堂 尊 特別車両カシオペアを起きた事件、自殺か他殺か。閉ざされた空間で限られた人々。前半、それぞれの人の朧げな描写で、イメージを膨らませる。事件後の取調べで、少しお互いへの想いも、ちらほら。事件の真相を伝える場面において、全てが暴露された。と思いきや、その裏に、ラスボスが。脚本を書き換えた脚本。最後に、その脚本を上書きする。大女優にして、名脚本家。すべてを独り占めとした。亡き戦友を除いては。終盤のどんでん返しには、やられたと言う思いでした。
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