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52ヘルツのクジラたち

町田そのこ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/04/18
JAN 9784120052989

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商品レビュー

4.3

1927件のお客様レビュー

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2024/04/22

ずっと悲しい雰囲気が続き、途中で読むのが少し辛くなるほどであった 自分の心がハッピーなときに読まないと、自分も引きづられそうだった 人間は受ける側から、生きていく中で与える側にまわらなければならない 自分を律して、周りにいいもの、いい影響を与える存在になりたい

Posted by ブクログ

2024/04/21

読むの辛かったなあ。それだけものすごく心が動いた作品だった。映画化されたけどみる勇気ない。 クジラの鳴き声はは優しい印象だったけど 届かない声の種類もいるとは知らなかった 内容にあった秀逸なタイトルだと思った 失った後悔、贖罪という簡単な言葉で片付けたくないけど それでも生き...

読むの辛かったなあ。それだけものすごく心が動いた作品だった。映画化されたけどみる勇気ない。 クジラの鳴き声はは優しい印象だったけど 届かない声の種類もいるとは知らなかった 内容にあった秀逸なタイトルだと思った 失った後悔、贖罪という簡単な言葉で片付けたくないけど それでも生きていくならたとえ人生をリセットしてでも自分なりに模索してやるしかないんだよな 言葉にすると安っぽいけど人生に正解はないと思わされた あと、恋人とか友達とか親子とか関係に名称をつけたがるけど、大切なひとっていう分類が存在するし、大切なはずなひと(大切だけど自分がそう思うことに気づけてないひと)っているよなと 自分も与えられるだけ与えられて 人になにも返せてないなあって思ったので この気持ちを定期的に思い出していきたい

Posted by ブクログ

2024/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【聞こえていない声に気付く】 主人公の女性・三島貴瑚が自分の姿と重ね合わせる少年・愛(いとし)。 さんざんな扱いをされてきた親から縁を切るように、祖母が移住し暮らしていた大分県の田舎にある家に1人で静かに暮らすことになった主人公の女性・三島貴瑚の前に現れたのは、虐待を受けている跡の見える少年。 声なき少年・愛(いとし)に対し、貴瑚は自分の姿と重ね合わせると同時に、過去に貴瑚を救ってくれたあんさんが自分にしてくれたように、少年をその状況から救うために居場所を許す。 「…あんたがわたしに本当の自分の名前を教えてくれるまで『52』って呼んでもいい? わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ。いつだって聴こうとするから、だからあんたの、あんたなりの言葉で話しな。全部、受け止めてあげる」 52ヘルツのクジラの声は、他のクジラが聞き取れない周波数。人間が聞こえるように調整したその音を、貴瑚はイヤホンで流し、過去の傷や孤独を和らげてきた。 そんな自分と少年を重ね合わせながら、お互いの孤独を解いていく。 … ちょっと暗い、というか悲痛なお話でもある。 世間では、日常では、聞こえる音を、私たちは聞く。 聞こえる声を聴く。大きい声が耳に入る。 お互い他人だから、言語化しないと伝わらない、という。 一理ある。 発信されない声は聴くことはできない。 発信してても、違う周波だと聴くことができない。 発信してても、小さい声だとかき消されてしまう。 発信してても、その発信方法が独特すぎると人はそれを聴くのを避ける。 だから私たちは、ある程度、発信の仕方を共通化することでお互いにコミュニケーションをとることを可能にしている。 でもそれが完ぺきではないこと、 その発受信方法のほころびの中で、声を抑圧されている人がいるという存在。 自分自身も、抑圧を受けたり抑圧を与える側にもなりえること。 聞こえていない声、声なき叫びに、私たちはどう応えることができるのか。 … 「#凍りのくじら」にも、声を奪われた少年・郁也が出てきたなーと思い出した。 そして郁也を温かく見守り居場所を与えているおばあさんもいた。 その郁也みたいに愛も抑圧から解かれる生活が来るといいなー。きっと来る。愛の周りにも、彼の声を聴いてくれる人々がいるから。 「あんたには、もっと仲間がいるかもしれない。この世のどこかにでっかい群がいるかもしれない。ううん、きっといる。だからわたしがそのひとたちのところまで、連れていってあげる。わたしが連れていってもらえたように」 人を救うことで自分も救われる、そんな体験のお話でもある。

Posted by ブクログ

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