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山月記 乙女の本棚
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山月記 乙女の本棚

中島敦(著者), ねこ助

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山月記 乙女の本棚

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 立東舎
発売年月日 2020/04/17
JAN 9784845634781

山月記

¥990

商品レビュー

4

46件のお客様レビュー

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2026/02/18

添えられたイラストが適切なのかどうかは、私には評価できない。わからないからだ。山月記に登場するのは虎であって、猫は一匹たりとも登場しないが、ここにはたくさんの猫のイラストが描かれる。イラストレーターが「ねこ助」という名前の方であるようなので、たぶん猫がお得意で、だからたくさん猫の...

添えられたイラストが適切なのかどうかは、私には評価できない。わからないからだ。山月記に登場するのは虎であって、猫は一匹たりとも登場しないが、ここにはたくさんの猫のイラストが描かれる。イラストレーターが「ねこ助」という名前の方であるようなので、たぶん猫がお得意で、だからたくさん猫のイラストを描いているのかもしれないし、出版社もそれを求めて依頼したのかもしれない。しかしそれが適切なのか、よくわからない。李徴でも袁傪でもない、幼児的人物のイラストも、どういうつもりで添えているのか、よくわからない。よくわからないけど、これが現代イラストレーターとのコラボレーションによる新しい文学の提案だと言われれば、納得せざるを得ないのかもしれない。よくわからない。また、これによって、名作文学に触れる読者層が広がるという効果もあるであろうから、一概にイラストの適不適だけで論じられない面もある。 ただイラストそのものが美しいのは確かで、また、イラストとは別に、文章の区切り方(このページにはこの文章だけ)のような編集については、良いと思うし、実際読みやすい。 山月記という文学作品単体で言うなら、これはもう間違いなく名作中の名作である。山月記については迷わず★5つである。あまりにも美しい文章とともに、李徴という人間の心の奥深くまでが、この短編の中に異様なまでの生命感をもって描き出される。たとえば、"木の間を伝って、何処からか、暁角が哀しげに響き始めた。"という一文を抜き出してみても、そのあまりの美しさには絶句する程だ。人物の心象と情景の両者が見事に融け合って響き合い、美しさが限界突破しているほどに思われる。なにより、全体を通して、李徴という人物の、ここに描かれる心理描写が、あまりにも迫るものがあるのです。

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2026/02/13

夏川草介さんが「あの本、読みました?」で暗唱するほど好きな作品ということで手に取った。 自尊心と出世をテーマにした、なんとも切ない物語だと思った。 『己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信じるが故に、碌々として瓦に伍することも...

夏川草介さんが「あの本、読みました?」で暗唱するほど好きな作品ということで手に取った。 自尊心と出世をテーマにした、なんとも切ない物語だと思った。 『己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信じるが故に、碌々として瓦に伍することもできなかった。』 (瓦に伍する・・・平凡な人と肩を並べる、の意) この文章がグサリときた。 大抵の人が、特別な才能なんか持っていない。 でも、人と交わって、自分を磨こうとする姿勢が大事なんだと感じ、内向性が高まる自分への警鐘のような気がした。

Posted by ブクログ

2026/02/11

文豪の名作×人気イラストレーター 小説としても画集としても楽しめる『乙女の本棚』シリーズ15弾 妖しくも美しい表紙に惹かれて。 山月記の主人公『李徴』は若かりし頃美少年と書かれているが、こちらのイラストは美少年を通り越して美少女のよう。 もちろんトラがふんだんに描かれているが、...

文豪の名作×人気イラストレーター 小説としても画集としても楽しめる『乙女の本棚』シリーズ15弾 妖しくも美しい表紙に惹かれて。 山月記の主人公『李徴』は若かりし頃美少年と書かれているが、こちらのイラストは美少年を通り越して美少女のよう。 もちろんトラがふんだんに描かれているが、ところどころに対比としてだろうか描かれているネコが可愛い。特に自尊心を猛獣に例えている個所のイラストが可愛い。

Posted by ブクログ