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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2020/04/16 |
JAN | 9784344035935 |
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商品レビュー
3.5
53件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
幻の楽器ということですごく惹かれたのだけど.. その出自を説明するために多くの回りくどい(失礼)話が挟まれる。例えばキリシタンの弾圧とかフィリピンでの日本兵の蛮行とか。ところどころカタカナになるとことが正直読みにくかった。 テーマ自体は素晴らしいのだけど。冗長さは否めない。
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人種差別や長崎の隠れキリシタンや戦争のことやいろいろしんどい本だった。最近流行っている宗教2世のことも思いつつ読んだ。こんな辛い目にあっているのに、なぜ神を信じられるのか。孤児の養育に力を注いだ岩永マキという人は実在したのか。福祉を学んだはずなのに全然知らなかったなぁ。この戦争の話が出てくるお盆の時期にこの本を読んだのも何かの縁か。ほんと人間は何でこんなに残酷になれるのか。かといって、岩永マキのような人もいるわけで。結局何かカテゴリーでくくるのが間違いなんだろう。右翼も左翼もよく分かってないから、今ネットで見たわ。でもすぐ忘れちゃうんだよな。
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冒頭は中村文則作品によくある、主人公が巨悪から理不尽な運命を宣告されて逃げ始める物語だった 進むにつれ、宗教や第二次大戦、政治問題などが闇鍋的に物語に絡んできて正直500pに収めるには風呂敷畳切れていないようなところが感じられた そのせいで「逃亡者」のタイトルから感じるものよりあ...
冒頭は中村文則作品によくある、主人公が巨悪から理不尽な運命を宣告されて逃げ始める物語だった 進むにつれ、宗教や第二次大戦、政治問題などが闇鍋的に物語に絡んできて正直500pに収めるには風呂敷畳切れていないようなところが感じられた そのせいで「逃亡者」のタイトルから感じるものよりあまり逃げてる感が無く、ストーリーの起伏やスリラーな展開が少なかった 幅広いテーマを扱ってるのは挑戦的ですごいと思うけど、帯に中村文学の集大成とあるのは首肯できないかなあ…
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