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ちいさな国で ハヤカワepi文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2020/04/02 |
JAN | 9784151200991 |
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商品レビュー
3.4
13件のお客様レビュー
アフリカの小さな国、ブルンジの日常描写が色鮮やかで印象的。明るい記憶に彩られた前半は瑞々しいが、潜んでいた暴力の暗い影が大きくなっていく後半は苦しい。ヒップホップアーティストの著者自身の体験を元に書かれたそう。美しい故郷の思い出、当たり前の日常が崩れていく様を刻一刻と追体験してい...
アフリカの小さな国、ブルンジの日常描写が色鮮やかで印象的。明るい記憶に彩られた前半は瑞々しいが、潜んでいた暴力の暗い影が大きくなっていく後半は苦しい。ヒップホップアーティストの著者自身の体験を元に書かれたそう。美しい故郷の思い出、当たり前の日常が崩れていく様を刻一刻と追体験しているかのようだった。
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フランスの高校生はすごい。 高校生が選ぶゴンクール賞を受賞した本作は、「ある秘密」同様、戦争のやるせなさと、痛いほどの悲しみを描く。これは、こういうのを読まないと本当に戦争に反対できないなと、そう思った。
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道をただ歩いていた人が、突然目の前で3人の男に襲われてリンチされ、周りの人は止めようともせず、警察さえ見て見ぬフリをしている。 その人が死ぬと、また何事もなかったかのように町は動き出す。 地獄としか形容しようのない、こんな恐ろしい事が現実に起きていた。ブルンジというアフリカのち...
道をただ歩いていた人が、突然目の前で3人の男に襲われてリンチされ、周りの人は止めようともせず、警察さえ見て見ぬフリをしている。 その人が死ぬと、また何事もなかったかのように町は動き出す。 地獄としか形容しようのない、こんな恐ろしい事が現実に起きていた。ブルンジというアフリカのちいさな国で。 【あらすじ】 「ルワンダ大虐殺」と言えばご存知の方も多いと思うが、本書はそのルワンダのすぐ南にある双子の国、ブルンジで暮らしていた少年の物語である。 友達と幸せな日々を送っていた主人公ギャビーの生活が、内戦の勃発と共に一変していく。 【感想】 本書は、フランス人の父とルワンダ難民の母のもとに生まれた筆者の自伝的小説である。 やはり最も大きなテーマは、ツチ族とフツ族の民族対立による内戦だ。民族対立とは言うが、ツチ族とフツ族の差はそもそも曖昧で、ベルギーがこの国を植民地として支配する際に、自分たちに敵意が向かないよう二重統治させるため、彼らを無理やり区別したにすぎない。 それでも、同じ国の同じ地域の同じ学校に通う同級生でさえ、区分のグループが異なるというだけで、憎しみ、命を奪う。そのようなことが実際に起きてしまった。 主人公ギャビーは内戦が激化することで、急に自分の周囲の人間たちが対立しあうことに驚き、違和感を感じていたが、その点には大いに共感ができる。 世界の民族紛争は平和な日本に住んでいれば対岸の火事であり、なかなか実感が得られない。しかし、本書は自伝的小説ということもあって、現地の空気感が生々しく伝わってきた。改めて、大量の人が、大量の人を殺す紛争・戦争がいかに地獄であるかを感じさせられて背筋が寒くなった。 また筆者はラッパーで、リリックを書くらしく、その力が生かされているのだろうか、文の所々に詩的な表現がなされていて、それがとても心地よかった。
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