関西弁で読む遠野物語

柳田国男(著者), 畑中章宏(訳者), スケラッコ

• 販売会社／発売会社: エクスナレッジ
• 発売年月日: 2020/03/27
• JAN: 9784767827261

商品レビュー

2024/04/05

関西弁で書いてあるから読みやすいだろうと思ったが、私が使う関西弁とは微妙に違うため少し気になった。
訳・解説をされている畑中氏は大阪市東住吉区生まれらしい。

適度に訳注もあり分かりやすかった。

2020/08/18

遠野物語はいつか読んでみたいなと思っていたので、どんなものかと思い手に取ってみました。関西弁に慣れ親しんでいる人は面白いくらいすんなり読めるかと。

2020/06/24

東北地方　岩手　遠野地方の摩訶不思議な妖怪や亡霊が、登場する物語り。

それをわかり易く、関西弁にしてある。
関西人なので、違和感なく読んでいたのだが、、、ああ～～～関西弁なのだ・・・と、途中で気付きながら、読んでいた！(笑)

文語体だったら、どんなに読みにくいであろうと、、、、と、きっと、お祖父さんやお祖母さんが、孫を叱ったり、寝かしつける時に、お話をしたのだろう。

何か、不思議な事が起こったら、「天狗様の仕業」なんて・・・言っていたのだろうか？

そして、話の最後には、「これでドンドハレ」と、結ぶことで、完結したことにするのだろう。

しかし、どれも、話の多くは、悲しい結末や妖怪に食べられてしまうか、祟られて死亡する話が、多い。

それだけ、この当時の人は、「死」というものを真剣にとらえていたのだろう。

読み易かったのだが、、、現代の子供に聞かせる話は、ディズニー的なものの方が、夢があるのでは・・・と、思いながら、この本を閉じた。