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失われたいくつかの物の目録
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2020/03/26 |
JAN | 9784309207940 |
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商品レビュー
3.6
12件のお客様レビュー
題名で読むことを決めたので、どういう内容かは全く把握しないまま読み始めた。 失われてしまったもの12個に関する話を短編小説のような形で書いたもので、翻訳ということもあって正直読み進めにくかった。 お気に入りは、森の百科事典と共和国宮殿。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
緒言 p13 たとえばゾウは、臨終を迎える仲間の周りに集まり、鼻でその個体に何時間も触れながら、興奮して鳴いたり、死んでぐったりした体をもう一度起こそうとしたりする。そして最後に亡骸に土や枝をかけてやる。仲間が死んだ場所を、何年も後まで繰り返し訪れたりもする。これには疑いなく高い記憶力と、ことによるとある種の来世のイメージを要すると思われるが、それが私たちの持つ来世のイメージより見劣りするものと考えてはならないし、そもそも双方とも検証のしようがない。 p17-18 未来を支配しようと望む者は、過去を廃さなければならない。あらゆる真実の源を名乗る者は、先駆者たちの記憶を抹消し、いかなる批判的思想をも禁じなければならない。 p19 廃墟は過去と未来が一つになるユートピア的な場所だ。 ツアナキ島 p41 私は地球の内部の力に思いを馳せずにいられなかった。その力が作用している所では、隆起と沈降、興隆と衰退という太古の循環が短縮される。 カスピトラ p52-53 ライオンの勇気を称えることわざは正しい。恐怖が彼を襲うことはない。 ゲーリケの一角獣 p74 すべての限界は越えられるためだけにある。 詩的で濃厚、不思議な読後感。 ちまちま読み進め、ようやく読了。 厚さはそうでもないけど、かなり読み応えがありました。現代文学のようなするする読むことに慣れた読者は嫌いそう。 執拗なまでの名詞の記述、くどい表現とユーモア豊かな言い回しが楽しい。これは長い詩。読み終わったあと、あるいは読み進めている最中、自分は何を読んでいるのだろうかという問い、というか忘却。まるで、ここではないどこかに連れ去られたような感覚。少なくとも私にとっての読書の楽しみを本書は体現していたとも言える。まあ読みやすくはないので、それでも短編集だから飽きたら他を読む。で、戻ってくる。 無駄でいい。でもその中に誰にも言えないような(あるいは言わなくてもいいような)気づきがあれば、それはすごい有意義なこと。 国内でバズることはないけど好き。翻訳面倒くさそうだなと思っていたら、訳者あとがきで想像以上にシステマチックに翻訳作業を進めていて興味深い。限りなく黒に近い紺色の用紙に黒で印刷したイメージも素敵。本の装丁もちゃんとデザインされている。
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私の好みに全く合わない文章で、たいへん読みにくい。欧米人の書く文章によくある、従属節や形容詞のやたらに付いた、説明・装飾過多の長〜〜〜い一文が続いて、著者の言いたいことの核がわからなくなってしまう(意外とたいしたことは言っていないかも)。著者の思い入れや自意識、自己陶酔感が強すぎ...
私の好みに全く合わない文章で、たいへん読みにくい。欧米人の書く文章によくある、従属節や形容詞のやたらに付いた、説明・装飾過多の長〜〜〜い一文が続いて、著者の言いたいことの核がわからなくなってしまう(意外とたいしたことは言っていないかも)。著者の思い入れや自意識、自己陶酔感が強すぎて、辟易してしまう。 内容は今は世界から消えてしまったものごとについてで、面白そうではあるのだけれど、文章が無理すぎて…断念。 翻訳も、個人的には日本語の文章としてわかりやすく簡潔に直してもらった方がおそらく読みやすくなるのだけれど、原文とあまりに離れてしまう翻訳もできないだろうし… 難しいですね。
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