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最後の社主 朝日新聞が秘封した「御影の令嬢」へのレクイエム
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2020/03/26 |
| JAN | 9784065196328 |

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商品レビュー
4.3
17件のお客様レビュー
2025年9月23日図書館から借り出し。 図書館の新着図書で「分岐点-「言論の自由」に殉じた朝日新聞もう一人の社主」の予約を入れたついでに、前から気になっていた「最後の社主」も予約したらすぐに届いた。 朝日新聞の最後の社主となった村山美知子さんは、1960年代に大阪国際フェス...
2025年9月23日図書館から借り出し。 図書館の新着図書で「分岐点-「言論の自由」に殉じた朝日新聞もう一人の社主」の予約を入れたついでに、前から気になっていた「最後の社主」も予約したらすぐに届いた。 朝日新聞の最後の社主となった村山美知子さんは、1960年代に大阪国際フェスティバルで小柄だが目立つ姿をよくお見かけした。 私は村山未知と覚えていたが、「音楽の世界で使用していた名前」(89頁)と書かれていてやっと納得できた。 若き日に音楽に打ち込み、オーケストラの指揮までしたことは伝え聞いていた。(本書冒頭に写真が掲載されている) その音楽への思いがホールを建設し大阪国際フェスティバルとなったことは承知していたが、これは大阪の文化的栄光の最後の輝きであった。 その中でもバイロイトを招聘したことは白眉であったし、1970年の万博では英米独仏露の主要オーケストラを揃えて連日コンサートを開催したのは壮観であった。 (二回目万博では文化的催しはショボ過ぎて笑うしかない) これは朝日新聞をバックにした村山家というか村山美知子さん個人の力と言うしかない。 その輝きを存分に享受していた十代の頃、朝日新聞を巡ってお家騒動が起きていることは大阪では有名な話となっていたが、その内実がこの本では赤裸々に書かれている。 ただし、この本で言う「資本」(村山家)の側からの言い分をお世話係だった朝日新聞社員が退職後書いたもので、「経営」側の言い分は、今のところ表には出ていない。 ただ、ここまで書いたこの著書は、朝日新聞のOB会には出れないだろうな。 ところで、村山美知子さんがお気に入りというウェスティンホテル大阪のホテルショップ・コンディのパンドミ(15頁)は、今度大阪に帰る機会があれば買って食べてみよう。 すし萬の小鯛雀鮨は、まあありきたりかな。 それよりも東京では巡回販売のときしか手に入らない551蓬莱の豚饅のほうが貴重だけど、村山美知子さんは、こういう庶民的な味はお好みではなかった?
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女帝と囁かれた村山美知子の華やかな生涯と創業家として朝日新聞と対決する晩年の話。 著者が本当に村山美知子という人間に惚れ込み、だからこそ朝日新聞による法的に疑問なレベルでの株式譲渡を許せないという熱意がノンフィクションとして素晴らしい。まるで中世ヨーロッパの貴族の様に気高く気品に...
女帝と囁かれた村山美知子の華やかな生涯と創業家として朝日新聞と対決する晩年の話。 著者が本当に村山美知子という人間に惚れ込み、だからこそ朝日新聞による法的に疑問なレベルでの株式譲渡を許せないという熱意がノンフィクションとして素晴らしい。まるで中世ヨーロッパの貴族の様に気高く気品に溢れ、芸術を愛した村山美知子。何もかも持ち合わせて生まれたはずの村山だが、生涯の伴侶は得られず社主の座も追われてしまう。金持ちは金持ちで苦悩や困難があるということか。 また、いまの朝日新聞の筆頭株主がなぜ香雪美術館なのか、そのカラクリを解き明かしているのも面白い。
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「異色の潜入ルポ」と評していた方がいらしたけれども、同感。当事者でありながらジャーナリストとしての冷静な目線も失っていない。
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