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画家とモデル 宿命の出会い
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/03/25 |
JAN | 9784103532316 |
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商品レビュー
4.1
20件のお客様レビュー
面白かったし興味深かい内容から★満点 ただし著作権絡みか画像不掲載の作品が目に付くのは残念。 参考文献もちょっと雑に感じる。まあ自分で調べろって事かもしれないが。 一番気になったのは当然、メンツェルの作品。 真相を知るまで後の創作とは思わなかったほど観てきたかのように描けている...
面白かったし興味深かい内容から★満点 ただし著作権絡みか画像不掲載の作品が目に付くのは残念。 参考文献もちょっと雑に感じる。まあ自分で調べろって事かもしれないが。 一番気になったのは当然、メンツェルの作品。 真相を知るまで後の創作とは思わなかったほど観てきたかのように描けている。 現物もベルリンで観た。汚れて薄暗い画面で細かい描写不鮮明なのは残念だった。 晩年に得た真のミューズ → サージェントと《トーマス・E・マッケラーのヌード習作》 「飛んでいってしまった」 → ゴヤと《黒衣のアルバ女公爵》 母として画家として → ベルト・モリゾと《夢みるジュリー》 守りぬいた秘密 → ベラスケスと《バリェーカスの少年》《道化セバスティアン・デ・モーラ》 レンピッカ色に染める → タマラ・ド・レンピッカと《美しきラファエラ》 愛する母をマリアに → ギュスターヴ・モローと《ピエタ》 大王と「ちびの閣下」 → メンツェルと《フリードリヒ大王のフルート・コンサート》 伯爵の御曹司とダンサー → ロートレックと《ムーラン・ルージュ、ラ・グリュ》 野蛮な時代の絶対君主に仕えて → ホルバインと《デンマークのクリスティーナの肖像》 愛のテーマ → シャガールと《誕生日》 過酷な運命の少女を見つめて → フォンターナと《アントニエッタ・ゴンザレスの肖像》 真横から捉えた武人の鼻 → ピエロ・デラ・フランチェスカと《ウルビーノ公夫妻の肖像》 破滅型の芸術家に全てを捧げて → モディリアーニと《ジャンヌ・エビュテルヌ》 妹の顔のオイディプス → クノップフと《愛撫》 宗教改革家との共闘関係 → クラーナハと《マルティン・ルター》 画家の悲しみを照り返す → レンブラントと《バテシバ》 呪われた三位一体 → ヴァラドンと《網を打つ人》 「世紀の密会」 → ワイエスと〈ヘルガ・シリーズ〉
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代表的な画家と、描かれたモデルとの関係や背景について。 読む前と読んだ後ではその絵から感じ取れるものがずいぶん変わってくる。 それにしても絵から伝わる情報や感情は、写真や映像とはまた全然違ったものがあって面白い! ジャンルは違っても、原田マハさんの楽園のカンヴァスも良かった。
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何故、画家はその人をモデルに選んだのか? 18人の画家の人生にドラマを与えた、モデルとの関係を読み解く。 サージェント ゴヤ ベルト・モリゾ ベラスケス タマラ・ド・レンピッカ ギュスターヴ・モロー メンツェル ロートレック ホルバイン シャガール フォンターナ ピエロ・デ・フラ...
何故、画家はその人をモデルに選んだのか? 18人の画家の人生にドラマを与えた、モデルとの関係を読み解く。 サージェント ゴヤ ベルト・モリゾ ベラスケス タマラ・ド・レンピッカ ギュスターヴ・モロー メンツェル ロートレック ホルバイン シャガール フォンターナ ピエロ・デ・フランチェスカ モディリアーニ クノップフ クラナーハ レンブラント ヴァラドン ワイエス 主要参考文献有り。 解き明かされる画家とモデルとの関係。 知れば、絵画に込められた画家の想いが浮き上がってくる。 秘められたモデル。老いらくの恋の行方。愛しい一人娘。 気高さが滲み出る矮人たち。バイセクシャル。溺愛と母性。 個人的な共通項を見い出した亡き大王。 自分の不自由な身体とは対極の躍動感ある肉体の持ち主。 絶対君主と彼に関わる女性たち。幸運の女神である愛しい妻。 温かい眼差しで見つめた多毛症の少女。理想の君主の傭兵隊長。 運命の人と献身の伴侶。偏愛する妹。共闘する宗教改革家。 光の妻と陰の内縁の妻。画家である母が愛した息子とその友人。 十五年間隠し通された心の安らぎ。 出会ったのは偶然か、必然か?モデルとの関係は、 絵画を知るにも、画家を知るにも、重要な観点だと、 しみじみ感じさせられました。
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