- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
流人道中記(上)
定価 ¥1,870
385円 定価より1,485円(79%)おトク
獲得ポイント3P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
12/1(日)~12/6(金)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2020/03/06 |
JAN | 9784120052620 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
12/1(日)~12/6(金)
- 書籍
- 書籍
流人道中記(上)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
流人道中記(上)
¥385
在庫あり
商品レビュー
4.2
47件のお客様レビュー
久しぶりの時代もの。 浅田次郎は高校時代に「蒼穹の昴」を読んだっきり。 めちゃくちゃ面白かった。 まず、文章が美しいし、乙次郎と玄蕃の噛み合わなさが、後半にかけてすごくいい味を出してる。 数え年19歳、現代ならば高校三年生くらいの年齢。 そんな乙次郎が正しさを探して、霧の中を...
久しぶりの時代もの。 浅田次郎は高校時代に「蒼穹の昴」を読んだっきり。 めちゃくちゃ面白かった。 まず、文章が美しいし、乙次郎と玄蕃の噛み合わなさが、後半にかけてすごくいい味を出してる。 数え年19歳、現代ならば高校三年生くらいの年齢。 そんな乙次郎が正しさを探して、霧の中を必死に歩いている姿が、胸に刺さる。
Posted by
浅田次郎の、こういう道中記的なものが好きだ。 結構重たいバックボーンがありながら、軽妙に面白く笑わせてくれる。 けれどもその中に、武士の矜持がしっかりとおさまっていて、油断していると喝を入れられる。 主人公の石川乙次郎は、武士の中でも最下級の生まれで、しかも次男。 なんとか武芸...
浅田次郎の、こういう道中記的なものが好きだ。 結構重たいバックボーンがありながら、軽妙に面白く笑わせてくれる。 けれどもその中に、武士の矜持がしっかりとおさまっていて、油断していると喝を入れられる。 主人公の石川乙次郎は、武士の中でも最下級の生まれで、しかも次男。 なんとか武芸で身を立てて、少しでも良い家に養子に行かなければ、一生古びた臭い米と一日2匹のめざしをありがたがって食わせてもらわねばならない。 しかし何ということか、婿養子に迎え入れられた先は町方与力の家である。 格が違いすぎて気の休まらぬ日々を半年過ごしたころ、咎人を陸奥の三厩へ送り届けろとの命が下る。 咎人は大身の旗本で、本来なら切腹のところ「痛えからいやだ」と駄々をこねるような男。 しかし武士の対面から打ち首等はできず、苦肉の策で流罪とされた。 身分も年齢も上のその男・青山玄蕃と旅をしながら、乙次郎は世間を知ってゆく。 この青山玄蕃という男が、ただの弱腰なへなちょこ侍なら何の問題もないのだけれど、旗本という身分から、押し出しもよく、所作もこなれていて、人の心の機微を見据える目も確かで、犯罪者とは思えない。 ときは幕末。 桜田門外の変直後のあわただしい世の中で、もしかしたら何か裏の目的をもって陸奥に向かっているのか?と勘ぐっているのだけれど、果たしてどうかな?
Posted by
視点が頻繁に入れ替わり、用語も難しく、読みにくいところが多々あった。乙次郎と玄蕃の二人の視点だけででいい気がする。とはいえ、内容は武士の矛盾を描いた悲しい話。最後は、あそこで、終わってほしくなかった。
Posted by