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実践・倫理学 現代の問題を考えるために けいそうブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2020/02/26 |
JAN | 9784326154630 |
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実践・倫理学
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
2022.5 NPOリーダーは倫理観が磨かれないという研究があったので読みました。 ・実定道徳が文化的にどう規定されてるか?どの範囲であるか? ・禁止、許容、義務の範囲をどうアップデートしていくか? ・ 「どう生きるべきか考えない人生は、生きるに値しない」
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自殺と安楽死についての章が大変参考になった。 私は安楽死に賛成したいのだが、安楽死を擁護する意見は、SNSなどのコミュニティや不特定の個人に留まり、日本の倫理の本ではあまり見かけない印象だった(ただの勉強不足かも)。この本では、理由をしっかり述べながら安楽死を擁護している。参考文...
自殺と安楽死についての章が大変参考になった。 私は安楽死に賛成したいのだが、安楽死を擁護する意見は、SNSなどのコミュニティや不特定の個人に留まり、日本の倫理の本ではあまり見かけない印象だった(ただの勉強不足かも)。この本では、理由をしっかり述べながら安楽死を擁護している。参考文献も豊富なので、入門書としてとても良いと思う。 何年先になるかは分からないが、死ぬ権利について議論されるようになった頃に、広く参考にされてほしい。 肉食については、感情としては「まだ受け入れられないかも…」と思った。 動物も快楽を感じることができるから、動物の扱いも功利主義的の快楽計算に含める考え方はとても納得できる。人間が食べるために、動物を劣悪な環境、方法で飼育することは正しいことではない。だから肉は食べない。分かる。 のだけど、タンパク質(特に動物の肉そのもの)を食べないことの長期的な人体への影響はどうなのか、栄養素のバランスとして崩れないか、そこの説明が少ないため納得できなかった。有名選手がヴィーガンだからといってそれを支持する理由にはならない。別の章で権威や多数派への盲目的な追従を批判しているのに。 じゃあ魚はどうなんだろう、とか、同じ肉でも自然で育まれた鹿や熊や鴨などを狩猟でとってきてその肉を食べるのはどうなんだろう、とか、色々考えた…。
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著者の師匠にあたる加藤尚武『現代倫理学入門』をアップデートしたイメージだけれど、功利主義色が強い印象。 6章「ベジタリアニズム」が印象的。急は無理だけれど明日から肉食を控えようと思えるくらいの説得力。
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