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その犬の名を誰も知らない
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その犬の名を誰も知らない

嘉悦洋(著者), 北村泰一

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その犬の名を誰も知らない

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館集英社プロダクション
発売年月日 2020/02/20
JAN 9784796877923

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商品レビュー

4.5

13件のお客様レビュー

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2024/11/04

 1958年2月、日本南極観測隊第一次越冬隊は任務を終え、第二次越冬隊に引継ぎする前提で撤収したものの、計画は中止され、南極昭和基地にソリの引手となる樺太犬15頭が置き去りになりました。  それから1年後の1959年1月に第三次越冬隊として派遣された隊員が、奇跡的に生き延びていた...

 1958年2月、日本南極観測隊第一次越冬隊は任務を終え、第二次越冬隊に引継ぎする前提で撤収したものの、計画は中止され、南極昭和基地にソリの引手となる樺太犬15頭が置き去りになりました。  それから1年後の1959年1月に第三次越冬隊として派遣された隊員が、奇跡的に生き延びていた「タロとジロ」に再会し、日本中が歓喜しました。1983年には「南極物語」として映画化もされています。  ここまでは年輩の方であれば記憶している方も多いと思います。私もタロとジロだけが生きていたと思ってました。  当時日本では樺太犬を置き去りにして見殺しにしたことに対する非難がずっと渦巻いてました。そのことが結果的に詳細を公開することなく分厚い氷の下に閉じ込めてしまったのかもしれません。  なぜ、タロとジロは生き延びることができたのか、当時の犬の世話係だった方が、タロとジロだけでなく15頭全ての犬に光を当てたいと考えて2018年に検証を再開させ、それを基に書き上げた1冊です。  もっと多くの方に読んでもらいたいと感じた1冊でした。

Posted by ブクログ

2023/11/05

映画『南極物語』世代としては、タロとジロ以外の犬達の名前もしっかり覚えているので懐かしさもあり、特に好きだった「その犬」の物語に心が震えた。 過酷な仕事をする大型犬の訓練は過酷なものだが、越冬隊犬係の北村氏とカラフト犬達との絆や信頼関係は強く濃いものだったのだろう。

Posted by ブクログ

2023/03/12

読んでよかった、と思う。 「タロとジロの奇跡」から10年後、南極昭和基地にてカラフト犬の遺体が新に発見された_ 。全く報道されなかったこの事実について、南極第一次越冬隊最後の生き証人となった北村泰一さんと、元新聞記者である筆者が検証を試みる。 87歳の北村泰一さんは高齢者施設に...

読んでよかった、と思う。 「タロとジロの奇跡」から10年後、南極昭和基地にてカラフト犬の遺体が新に発見された_ 。全く報道されなかったこの事実について、南極第一次越冬隊最後の生き証人となった北村泰一さんと、元新聞記者である筆者が検証を試みる。 87歳の北村泰一さんは高齢者施設に入居されており、取材開始時には記憶が覚束ないところもあったという。しかし、「犬たちが南極でどう生き、死んだのか、すべてを証言しますから、それを記録に残して欲しいのです」「タロとジロ以外は今もなお、名もなき存在のままです。彼らが南極で苦しんだり喜んだりしたすべての真実を、世の中に知ってもらいたい。そうでなければ、私は死んでも死にきれない」という一念で長期に渡る取材に臨んだという。 北村青年の南極行きに懸ける強い意志と行動、共に過ごす中で培われた犬達への信頼と尊敬、そして南極を離れる際に“逃げられないように首輪をいつもよりひとつ縮め、きつく締めた”こと。 今更、賛否について語るつもりはない。だが本書を読むことで、北村氏が伝えたかった、犬たちのソリ犬としての誇りを、確かに受け取ることができた。

Posted by ブクログ

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