ブラウン神父呪いの書 チェスタトン ショートセレクション 世界ショートセレクション

ギルバート・キース・チェスタトン(著者), 金原瑞人(訳者), ヨシタケシンスケ

• 販売会社／発売会社: 理論社
• 発売年月日: 2020/02/18
• JAN: 9784652203378

商品レビュー

2025/09/11

コナン・ドイルと並ぶ19世紀後半の英国のミステリー作家、チェスタトン。ブラウン神父シリーズは昔から知っていたのですが、これまで読む機会がなく、これが初。
短編なのですが、構想がすごい。なかなかトリックを予測できないですね。

2025/03/11

図書館にて
ヤングアダルト向けなので翻訳が文庫版に比べて分かりやすく、読みやすかった。
ドラマからの入門書として良かったと思う。
ただドラマから入ると好きな面々がいなくて寂しい。文庫は難しそうなので購入を迷い続けると思う。

2024/04/29

短編を5作品収録。
各話にヨシタケシンスケさんのイラストが入っていて、とても贅沢な本。チェスタトン入門にピッタリ。

一話目の「呪いの書」がとても好き。
怒りっぽいオープンショー教授と柔らかいブラウン神父の対比が良。オチもいい。ニヤリとできる。
神父さんが事件を謎とくからか、終わり方がわりとふんわり。断罪はしない。

どの話も今のミステリに通じる感じを受ける。クリスティを彷彿とさせるこの感じ！→

作者の時代を考えたら、コレはいわゆるミステリ古典でお手本なのかな？

ポーやクリスティと同じで、こちらを先に読むとさらに現代ミステリが楽しめそう。