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凜 講談社文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/02/14 |
JAN | 9784065180990 |


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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
北海道の遊郭とタコ部屋の話でした 遊郭の娼妓の生活、タコ部屋の男たちの生活 いずれも壮絶で厳しいものでした その中で生きる人たちを少しでも感じながら 読みました そんな時代もあったのか しかもこの日本で・・・ 娼妓には強さを感じました
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■土工夫と女郎、2人の目を通した苦難の北海道開拓歴史小説。 ■エロとグロの表現がどぎつい。だが、それくらい著者は資料を読み込んで自分のものにしたのだろう。 ■平成時代と大正時代、土工夫と女郎、その対比と時代・人物の交錯は面白い。 ■電車の中で一気に読んだ。読後感...さわやかでな...
■土工夫と女郎、2人の目を通した苦難の北海道開拓歴史小説。 ■エロとグロの表現がどぎつい。だが、それくらい著者は資料を読み込んで自分のものにしたのだろう。 ■平成時代と大正時代、土工夫と女郎、その対比と時代・人物の交錯は面白い。 ■電車の中で一気に読んだ。読後感...さわやかでない。
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2020年、6冊目は、中一冊で蛭田亜紗子。 就活中の上原沙矢は、束の間の二人旅のために、恋人、宮澤拓真の住む北海道へ旅立つ。しかし、仕事に忙殺される拓真。結局沙矢は、石北本線で単身網走を目指す。途中、廃止が決まった金華駅で下車する沙矢。そこで常紋トンネルの歴史と、かつて網走にあ...
2020年、6冊目は、中一冊で蛭田亜紗子。 就活中の上原沙矢は、束の間の二人旅のために、恋人、宮澤拓真の住む北海道へ旅立つ。しかし、仕事に忙殺される拓真。結局沙矢は、石北本線で単身網走を目指す。途中、廃止が決まった金華駅で下車する沙矢。そこで常紋トンネルの歴史と、かつて網走にあった遊郭に興味を持つ。 コレまで読んできた蛭田亜紗子作品とは、テーマも、文体も、重みが違う。 メインパートは、大正期の娼妓、胡蝶(八重子)と、帝大生でありながら、タコ部屋で土工夫として働くことになってしまった、鱗太郎の話。 個人的に、胡蝶はじめ、網走の遊郭、「宝春桜」のパートが特に好き。流され生きてきたが、息子の死をきっかけに変わる胡蝶。宝春桜のお職(今で言う、お店№①)の百代。胡蝶の後輩娼妓、薄雲。古株の松風。等、それぞれのキャラ立ち、エピソードはかなりグッと来た。 逆に、鱗太郎のタコ部屋パートは、個人的にあまりのめり込めずだったし、現代の沙矢のパートがどうしても弱い印象は拭えない。 これまで読んだ、蛭田亜紗子作品『エンディングドレス』が一番好きだったが、わずか2ヶ月で首位交代。「宝春桜」のパートだけでも、★★★★☆評価決まり。
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