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北川樹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2020/02/06
JAN 9784344035676

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商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2024/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楽しい話ではなかった。悪い意味ではなくて。 ちょっと入り込めない部分もあったけど。 中学生の部活や学校のヒエラルキーや人間関係がリアルで、考えさせられた。 先輩たちサイドでは、舐められたくない下に見られたくないという気持ちから、理不尽な怒りが生まれてしまったり。でもその怒りは理不尽なものなのに、本人たちからしたら怒りに間違いないだろうということ。外野(小説内ですらない)はどうにもできないが、もし正論をぶつけたとしても、きっと彼らの苛つきは増すだろうというどうしようもなさ。 そして、その理不尽な怒りをぶつけられる立場になってしまった弱い立場の人たち。その人たちが抱える怒りや辛さも、怒りや辛さで間違いない。 どうしてそうなってしまうんだろうとは思うけど、思春期の学生たちの中では生まれてしまうものなんだろうということが、ずっと重い。 温故知新。過去を振り返って知見を得ること。大人になった今だからこそ大事だなぁと思った。 そうして大人になった人たちが顧みて生活することで、いつかの未来の学生たちの生活が少しでも辛いものでなくなるといいなぁ。 自覚の有無に関わらず、みんな加害者であり被害者だろう。そう改めて思える話だった。

Posted by ブクログ

2024/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分と重ね合わせて読んだ本。 学校に行かなくなったからといって、卒業したからといって、辛いものと離れられたわけじゃない。 むしろ、変化していく周り(もしくは、かつての自分)と自分の差を感じて苦しくなることだってある。特に苦しいのは、自分自身のことを信じられなくなったことじゃないかな。 それを不登校だとか、逃げだとか言ってくる周りとさえ彼らは闘わないといけないんだよ。

Posted by ブクログ

2022/06/14

著者名は余程有名中の有名人しか記憶に残らない自分。この本の著者名に記憶が無くても不思議には感じなかったのだが、中々読み出があったなぁ!と感じつつ著者紹介文まで来て、大学生が現役のまま仕上げた作品と知った。運動部内で発生したイジメは、消えることなく、綺麗事では終わらず、連綿と引き継...

著者名は余程有名中の有名人しか記憶に残らない自分。この本の著者名に記憶が無くても不思議には感じなかったのだが、中々読み出があったなぁ!と感じつつ著者紹介文まで来て、大学生が現役のまま仕上げた作品と知った。運動部内で発生したイジメは、消えることなく、綺麗事では終わらず、連綿と引き継がれながらも、主人公達は自分たちの時間軸を生きていく…。骨太。凄い。

Posted by ブクログ

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