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サムのこと 猿に会う 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2020/03/06 |
| JAN | 9784094067552 |

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サムのこと 猿に会う
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商品レビュー
3.6
38件のお客様レビュー
西加奈子節の効いた短編集です。 普段あり得るシチュエーションに、癖の強い登場人物を絡めることで、異世界感を作り上げています。 流石ですとしか言いようがないです。 ただ、3つのストーリーがある中で、タイトルは2つのストーリーのみ。 「泣く女」も決してタイトルから除外されるほど悪くな...
西加奈子節の効いた短編集です。 普段あり得るシチュエーションに、癖の強い登場人物を絡めることで、異世界感を作り上げています。 流石ですとしか言いようがないです。 ただ、3つのストーリーがある中で、タイトルは2つのストーリーのみ。 「泣く女」も決してタイトルから除外されるほど悪くなかったぞ。 3つのストーリーはそれぞで独立していて繋がってないし、代表作1作にするか、全部入れてやるかすればいいのにと、内容と全然関係ないところで、疑問だらけの1冊でした。
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通夜にいく格好がはちゃめちゃすぎて笑った。 5人とも、それぞれの精一杯でサムを悼んでいる感じがした。
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◼️ 西加奈子「サムのこと 猿に会う」 初期の3作を収録、関西風味の、西加奈子の筆が冴えている。 「サムのこと」「猿に会う」「泣く女」の短編3つ。大阪、大阪、和歌山ですべて関西弁。うにゅっとした、形のはっきりしない成り行きと感情を描く。 関西出身の同僚の女性がかつて、いまな...
◼️ 西加奈子「サムのこと 猿に会う」 初期の3作を収録、関西風味の、西加奈子の筆が冴えている。 「サムのこと」「猿に会う」「泣く女」の短編3つ。大阪、大阪、和歌山ですべて関西弁。うにゅっとした、形のはっきりしない成り行きと感情を描く。 関西出身の同僚の女性がかつて、いまなら西加奈子がええよ、大阪が舞台のが多いし、と言い、仕事で組んでいた後輩も好きで2つ3つ貸してもらった。こんなところに惹かれるんちゃうかな、という筆がこれらの作品にあるような。 サムが突然、死んだ。レコード屋アルバイトのスミ、洋食屋のアルバイトのハスと在日朝鮮人のキムのカップル、男を取っ替え引っ替えしているモモに僕、つるんでいた仲間はふつうの喪服もないまま通夜に行き、サムの兄の前で、とつとつとサムのことを思い出しては語るー。 (サムのこと) 物語の流れはあるが何かしら結論めいたことがあるわけではない。関西弁と独特のノリ。2話めの「猿に会う」は20代幼なじみ女3人組のいかにもリアルにありそうな会話やエピソードを描いている。そこへ脇のところで事件が挟まれる。これはこれでふむ、関西シスターフッド、なんて思う。 表題にない「泣く女」は高校野球で県の決勝まで行ったこれも幼なじみの2人が引退して旅行をする。片方が太宰にはまっていて、荒天の中青森の、何もないゆかりの地を訪ねるという話。突然来たオチにスカッとしたものが残った。なるほど。 「人間失格」には確かに、これって自分のことを言い当てている、と直覚するところがある。私はあまりに暗いからもう読みたくない、と思った、太宰はそれ以外の作品を読むうちに好感が醸成された感じだ。そう言ったら文芸の師匠に、ふつうは「人間失格」を読んですごい、とハマるもんですよ、と半ば呆れられた記憶がある。そうか、そうなんだなと笑 話を戻して、これを描きたい、というちょっと反射角の鋭い狙いと、ボケツッコミの会話を維持しつつ、おもろくて、どこかたゆたうような関西の人間関係、個人の雰囲気が活きている気がする。 最近は少し筆致の幅が広がったのかもしれないけれど、いままたこのテイストで書いた作品を読んでみたい気もする。
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