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歌舞伎座の怪紳士
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歌舞伎座の怪紳士

近藤史恵(著者)

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歌舞伎座の怪紳士

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2020/01/29
JAN 9784198650087

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商品レビュー

3.8

88件のお客様レビュー

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2024/08/10

主人公が舞台を観覧することで、ちょっとした事件を堀口さんと解決することで、気持ちをリカバリーする姿が良かった 日本文化は良いなぁ

Posted by ブクログ

2024/07/31

カタルシスがあって、ポジティヴに終わるという好みな構成。厳格な祖母の影響で、なかば強制的に「観劇」という趣味を得たことで、少しづつ前を向く力を取り戻してゆく女性の物語。舞台にはたしかにそんな力がある。 母がある時突然お芝居にはまって以来、おこぼれにあずかるように年に幾度かか足を運...

カタルシスがあって、ポジティヴに終わるという好みな構成。厳格な祖母の影響で、なかば強制的に「観劇」という趣味を得たことで、少しづつ前を向く力を取り戻してゆく女性の物語。舞台にはたしかにそんな力がある。 母がある時突然お芝居にはまって以来、おこぼれにあずかるように年に幾度かか足を運んでいるけれど、おもしろいのだ。生身の人間のみが放つエネルギー。一回性の世界。同じ時間は二度とは訪れない、その瞬間を共有する客席という共犯性。良くも悪くも人を結びつける。

Posted by ブクログ

2024/06/26

何だか“オ〇ラ座の怪人”をモジったようなタイトルの本書。 劇場×ミステリって感じなんかな?と勝手に期待して読んでみました。 とある事情でパニック障害を発症し、仕事を辞めた久澄。 現在は実家で家事をこなし、犬のワルサのお世話をしつつ、将来の不安や焦燥感を抱える日々を過ごしています...

何だか“オ〇ラ座の怪人”をモジったようなタイトルの本書。 劇場×ミステリって感じなんかな?と勝手に期待して読んでみました。 とある事情でパニック障害を発症し、仕事を辞めた久澄。 現在は実家で家事をこなし、犬のワルサのお世話をしつつ、将来の不安や焦燥感を抱える日々を過ごしています。 そんな久澄に、祖母の代わりに芝居を観に行き感想を伝えるというバイトの話が舞い込み、貰ったチケットで早速歌舞伎座に観劇に訪れますが、奇妙な出来事に遭遇して・・・。 私も以前久澄のような状態になった事があるので(実家暮らしではないですが)、本書で綴られている彼女の焦りだったり自己否定感だったりという心理描写に、かなり共感するものがありました。 日本の社会って、メンタル疾患に対する理解が無さすぎるので、ちゃんとメンタルクリニックで“病気”と診断されているのに“甘え”と捉えられたり、本書の中でもあった、祖母のしのぶさんの「・・じゃあ、そろそろ働かないとね」という台詞のように、まだリハビリ中なのに社会復帰を焦らすような発言をされたりと(この台詞はマジでNG!焦って社会復帰しても再発しちゃうかもなのに・・)、周囲の無理解がキツイんですよね。 その点、久澄は母親と姉が彼女の状態を受け入れているので、環境的には良い方かも(あ、でもそれだけに負い目があるか・・)等々と思いながら読みました。 と、主人公にわかりみが過ぎて、つい熱く語ってしまいましたが、本書は職場のクズ男のせいで心を病んでしまった久澄が観劇を通して徐々に再生していく展開となっております。 さらに、歌舞伎やオペラといった"敷居が高い"と思われがちな、お芝居の知識や劇場の雰囲気も味わえて、且つ劇場で遭遇する様々な謎を解いていくというミステリ要素もあるという・・まさに"一粒で二度・三度おいしい"内容となっております。 観劇初心者の久澄の視点で劇場の様子や演目の説明がされているので、読んでいるこちらも一緒に舞台を観ているような気分にさせてもらえるのも楽しいですし、芝居の世界に興味を持った久澄が自分や周りと向き合って、前に進んでいくという希望の持てる爽やかな読後感というのも良きでした。 因みに、久澄が行く先々の劇場で出会う謎の紳士は、タイトルのような"怪"紳士ではなく、とても素敵なおじ様ですよ~。 ありきたりで何ですが、この作品を読むと"舞台を観に行ってみたい"と思っちゃう事請け合いでございます~。

Posted by ブクログ

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