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BUTTER 新潮文庫
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BUTTER 新潮文庫

柚木麻子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/01/27
JAN 9784101202433

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商品レビュー

3.8

1767件のお客様レビュー

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2026/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

食の描写が官能小説のよう。 色々なことを題材にしていて、ちょっと読みづらかったけど、描写に引き込まれて何故か読み進められてしまった。 * カジマナは、婚活サイトを介して次々に男達から金を奪い、三人を殺したとされる首都圏連続不審死事件の被告人。 彼女はかなりの料理自慢であるが、容姿はかなり太っていることから話題の人物であった。 記者の町田里佳はカジマナに取材を申し込み、彼女から聞く食を追体験することを条件に、カジマナの取材に成功する。 里佳は、食を通して、カジマナに同化するように太っていき、周りからの厳しい目線を浴びるようになる。 最後には、翻弄されていたカジマナに社会的地位を奪われ、あやうく命を奪われかける。 * 里佳が、カジマナに間接的に殺された男性と違って死ななかったのは、「適量」を知ったからだと思う。 なにか食べなきゃいけないのに気力が湧かない日は、ちゃんと料理なんかする必要はなくて、バターをご飯に乗っけて食べればいい。 パートナーがいなくても、友達や周りの人と、ゆるい繋がりがあれば、案外やっていけるものだ。 望んでいた職位につけなくても、図太く別の方法で生き残っていく。 そんな里佳との関わりを通して、親友の怜子や恋人の誠、仕事の繋がりがある篠井さんの人生も変わっていく。 自分の固定概念や、他人や世間のものさしで決められた規定量に囚われないこと。 レシピに書かれた規定量からちょっとぐらい外れても、料理はおいしい。 それを知っていることが大切なのだ。 そして、規定量からはずれた自分の適量こそが、自分らしさでもある。

Posted by ブクログ

2026/03/11
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男達を弄び殺害したとして収容されている女と、記者の主人公との話。フェミニズム的。結論として何がいいたいのかが、分からなかった。 外国版の、バターそのもののような装丁の本はすごく魅力的。 冒頭のエシレバターの醤油がけご飯は食べてみたい。

Posted by ブクログ

2026/03/11
  • ネタバレ

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なげ〜!と感じながら読了。作者、書き終わった時の達成感解放感すごかっただろうなぁ。私も読後感がどうとかより、まず読み終わった達成感が勝った。女の生き方、がテーマだった本。ぐさっときたところ抜粋 -梶井はまず、自分を許している。己のスペックを無視して、自分が一人前の女であることにOKを出していたのだ。大切にされること、あがめられること、プレゼントや愛を与えられること、そして労働や集団行動など苦手なものから極力距離を取ること。それらをごく当たり前のこととして要求し続け、その結果、自分にとっての居心地の良い環境を得て超然と振る舞っていたのだ。そのことが、一億近い金を男達から貢がせていたことよりも、りかには驚嘆に値すべきことのように思われる。 どんな女だって自分を許していいし、大切にされることを要求して構わないはずなのに、たったそれだけのことが、本当に難しい世の中だ。 p256 - 女はなによりもそうした無益な争いを避けようとする。そのために、互いの居場所や個性を先にさりげなく知らせておくのではないだろうか。互いが傷つけ合わないように、見えない秩序を作る。暗黙のうちにルールを形成する。ここはあなたの領域、敬意を払ってここから先には入りません、その代わり私の自由もおびやかさないで、と。やんわりと宣言して、自分の立ち位置を守る。 サムシング。女同士が同性の何に敬意を払うのかなんていうのは、人間であっても謎ですからね。 p338 - 亮ちゃんの方がはるかに私よりも世界に愛され、どこにいっても自分を偽らずにうまくやれるタイプの人間だというのは、一目見ればわかることだった。そういう人に私はいつも強く憧れる。 p375 - 私の居場所はどんどん、私自身の努力によって収縮していく。息が苦しくなっていく。 p385 - いつも、今ここにない場所に魂を半分持っていかれているような人だった。 p441 - 希望や本音を口に出さないで、相手が自分にとって都合よく動くように仕向けたり、損しないようにじっとして向こうの出方を待ってるって、梶井の被害者や梶井とも何も変わらないと思う。 〜 男女がうまくいくってなあに?それ、どんな状態を指すの?私みたいに結婚しても、うまくいかないことはあるし、梶井みたいに異性に強く求められても、誰も幸せにならないことはあるじゃない。里佳、自分を信じなよ。里佳みたいな人に心から好かれたら、その人は幸せだし恋愛に発展するとか関係なく素直に嬉しいと思うよ。第一、里佳が好意を持つような人は、あなたを邪険にしたり利用したりはしないと思う p539 - でも、きっと、何キロ痩せても、たぶん合格点は出ないのだろう、と里佳は、とうに気づいている。どんなに美しくなっても、仕事で地位を手に入れても、仮にこれから結婚し子供を産み育てても、この社会は女性にそうたやすく、合格点を与えたりはしない。こうしている今も基準は上がり続け、評価はどんどん尖鋭化する。この不毛なジャッジメントから自由になるためには、どんなに怖くて不安でも、誰かから笑われるのではないかと何度を後ろを振り返ってしまっても、自分で自分を認めるしかないのだ。 p544 - 「アッラーは、あなたがたに易きを求め、困難を求めない。 もし神様がいたとしたら、私たちが与えられた試練に苦しむのを見て、満足したり、喜んだりしないんじゃないのかなって。だから、なにもかも自力で乗り換えなきゃいけないわけじゃないよ。成長をし続けなきゃいけないわけでもないよ。そんなことより、今日一日をやり終えることの方がずっと大事」

Posted by ブクログ