商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/01/27 |
JAN | 9784101202433 |
- 書籍
- 文庫
BUTTER
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商品レビュー
3.7
574件のお客様レビュー
図書館にて。 強烈だった。 引いた目線じゃなくて当事者目線で描かれている感じで、飲み込まれていくようだった。 実際の事件と酷似して書かれているようで、実際の事件の方の犯人にブログで関係ないとコメントされていて、逆に当たらずとも遠からずだったのかなと思った。 獄中結婚したという編集...
図書館にて。 強烈だった。 引いた目線じゃなくて当事者目線で描かれている感じで、飲み込まれていくようだった。 実際の事件と酷似して書かれているようで、実際の事件の方の犯人にブログで関係ないとコメントされていて、逆に当たらずとも遠からずだったのかなと思った。 獄中結婚したという編集者の人とはどうなったのだろう。 読んでから実際の事件の方を思わず調べてしまった。 そしてバターが食べたくなり、買ってきてしまった。
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とても濃厚な物語だった。 年度またぎの時期ということでバタバタしていたのもあるけど、読み終わるまでに2ヶ月弱もかかってしまった… 決してつまらないわけじゃないんだけど、キリのいいところまで読むとお腹いっぱいというか今日はここまででいいか、となる。まさにバターのような印象だった。 ...
とても濃厚な物語だった。 年度またぎの時期ということでバタバタしていたのもあるけど、読み終わるまでに2ヶ月弱もかかってしまった… 決してつまらないわけじゃないんだけど、キリのいいところまで読むとお腹いっぱいというか今日はここまででいいか、となる。まさにバターのような印象だった。 美味しそうな食事の描写がたくさんあったけど、カジマナの存在が不穏だからか純粋に美味しそう!というポジティブな見方だけでは読みきれない。カジマナに引っ張られる主人公にハラハラしているのも理由かも。 カジマナの実家の描写が(くしゃみが出る、テーブルに敷かれている白レースや赤飯のくだりとか)一つ一つはそんなでもないのに、なんかリアルでぞわぞわとして居心地悪い感じ。その表現力がすごいなと思った。 不穏な感じで読み進めていったけれど、少しずつグラデーションのように変化していって後半はある種の爽やかささえ感じたのにはびっくり。里佳が前向きな感じで着地して良かった。 いろんなメッセージが内包されているように思えたけど、自分の中に落とし込むには私には難しかったかも… 特に印象に残ったのは、「自分にとっての適量を知り、それぞれ楽しむ」ということ。 あとエシレバターはいつか食べてみたい!
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柚木さんは食べるのが好きなんだろうな 緻密で堪能な語彙力で表現される、料理の描写がとても好きだった その分サスペンスや謎を解いていくスピード感を感じられず、読むのに時間がかかってしまった どんなに関係を構築していても人はわからないものだなと思った 久しぶりに小説読んだ!
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