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反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2019/12/21 |
JAN | 9784622088653 |
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反穀物の人類史
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1. 作物の病気と国家の崩壊 - 作物の病気や伝染病が特定の国家に突然の崩壊をもたらした可能性がある。 - 証拠を見つけることが難しいが、歴史的に重要な要因として考えられる。 2. 都市化と農業の影響 - 都市化と渠中の灌漑農業が生態系に与える影響が重要視される。 - 森林破壊...
1. 作物の病気と国家の崩壊 - 作物の病気や伝染病が特定の国家に突然の崩壊をもたらした可能性がある。 - 証拠を見つけることが難しいが、歴史的に重要な要因として考えられる。 2. 都市化と農業の影響 - 都市化と渠中の灌漑農業が生態系に与える影響が重要視される。 - 森林破壊が進行し、河川流域において洪水が発生するリスクが高まる。 - 土壌の塩類化や収穫の低下により、耕作可能地が放棄されるケースが見られる。 3. 「崩壊」の概念 - 「崩壊」という言葉の使用について疑問が呈され、文化的な達成も失われることを示唆。 - 多くの王国は小規模な定住地の集合体であり、「崩壊」は元の構成要素に戻るプロセスと捉えられる。 4. 定住と農業の関係 - 定住生活は狩猟採集とは異なり、穀物栽培は新石器時代の革命よりも古いとされる。 - 定住が農業発展を促す重要な要因であることが強調される。 5. 作物化と家畜化 - 穀物や動物の家畜化は、農業の発展において重要な役割を果たした。 - この過程で人間の生活様式が大きく変化した。 6. 群集感染症のリスク - 定住によって人間の密集が進むことで、感染症のリスクが高まる。 - 歴史的に、感染症は都市や定住地の発展と関連している。 7. 初期国家の脆弱性 - 初期国家は、旱魃や洪水などの自然災害に対して脆弱であった。 - 経済的な余剰を持たない国家は、外部からの脅威にも弱い。 8. 社会階層の形成 - 初期国家における社会的階層の形成は、奴隷制度や捕虜の利用によって進行した。 - 社会秩序の維持には、奴隷や捕虜が重要な役割を果たしていた。 9. 国家の消滅理由 - 国家の消滅は、内戦や外敵の侵攻、自然災害など多岐にわたる要因による。 - 歴史的な視点から、国家の崩壊は単なる偶発的な出来事ではなく、深い構造的な要因が絡んでいる。 10. 農業と略奪 - 略奪行為は、定住した国家の資源を狙う動きの一環として存在している。 - 略奪者は、固定した国家の脆弱性をついて利益を得ることができる。
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文明や国家の成り立ちについて、穀物を作ることや奴隷文化などをもとにしながら論じている本。 文献をもとにしながらも、筆者の意見や主張などが適切に表現されていて読み応えのある本。
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知的刺激に満ちた本だった。「銃・病原菌・鉄」を読んで以来、農耕・牧畜民族が文明・国家を築き、狩猟・採集民族を駆逐したのが人類の歴史だと思い込んでいたが、全く違っていたことを認識させられた。動植物の家畜化・作物化(農耕・牧畜)→定住・人口増加→文明・国家出現と直線的に発展したと思っ...
知的刺激に満ちた本だった。「銃・病原菌・鉄」を読んで以来、農耕・牧畜民族が文明・国家を築き、狩猟・採集民族を駆逐したのが人類の歴史だと思い込んでいたが、全く違っていたことを認識させられた。動植物の家畜化・作物化(農耕・牧畜)→定住・人口増加→文明・国家出現と直線的に発展したと思っていたが、定住が家畜化・作物化に4千年も先んじていたこと、農耕・牧畜から初期国家出現まで6千年かかっていることに驚愕した。また、農耕民族>>>狩猟・採集民族で優越しているのではなく、農耕民族の被支配層(農民)は奴隷等の弱者で農耕民族の支配層と狩猟・採集民族の間で搾取・略奪という形態で結果的に農民の産み出した生産余剰とシェアしていたという事実には目から鱗が落ちる思いであった。
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