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世界を知るための哲学的思考実験
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世界を知るための哲学的思考実験

岡本裕一朗(著者)

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世界を知るための哲学的思考実験

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2019/12/20
JAN 9784023318533

世界を知るための哲学的思考実験

¥220

商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2024/09/08

人口減少は無条件に対策すべきもの、と確定するものではないと言う洞察は、私が思っていたことを鋭く言語化してくれた

Posted by ブクログ

2023/10/30

面白いのだが、かなりの部分が著者の別著である『答えのない世界に立ち向かう哲学講座――AI・バイオサイエンス・資本主義の未来』と内容が重なっている。とりわけ、思考実験というキーワードに絞ったのが本著の特色だろうか。 思考実験と言う言葉を初めて使ったのはオーストリアの物理学者エルン...

面白いのだが、かなりの部分が著者の別著である『答えのない世界に立ち向かう哲学講座――AI・バイオサイエンス・資本主義の未来』と内容が重なっている。とりわけ、思考実験というキーワードに絞ったのが本著の特色だろうか。 思考実験と言う言葉を初めて使ったのはオーストリアの物理学者エルンスト・マッハだと言われている。思考実験を行うことにより抽象的な議論をよりリアルに捉えることができる。 紹介される思考実験は、トロッコ問題や女子学生がチンパンジーの子供を妊娠したいと言ってきた場合の対応とか、これらの例題が前著と同じなのである。ただ、それでも思考は深まるし、改めて考えされるという点で有益。 しかし、思考実験の究極こそ、小説なのでは無いだろうか。思考実験においては、納得性、合理性、公平性などを前例や価値観、論理性で求めがちだが、実際には判断する当人の利害得失や判断対象との関係性、そしてその関係性には歴史認識が付随するはずだ。だから、本来の思考実験は、全方位的正しさとは別に、私的な事情による意思決定を想定すべきだ。つまり複雑系で考えねば、リアルではない。 トロッコ問題だって、よく知らない小汚い5人よりも、イケメンや美女といった異性の1人ならば、列車で5人を轢かせるかも知れない。それを瞬時に判断するのは、理性や正しさではなく、直感だからだ。瞬間的な判断における直感は、熟議に勝る。哲学とは私的な熟議。しかし、動物的な直感こそリアルだ。トロッコ問題は、トロッコにどちらを轢かせるか考えている暇は無いという点を見落としていて、いつまでも哲学ができるという勘違いの上にある。

Posted by ブクログ

2023/05/28

思考実験がどういったものかを理解するにはかなり良い本だと思った。親しみやすいテーマを集めて、「こんなふうに考える事ができるのか」という純粋な驚きを楽しめた。

Posted by ブクログ