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21世紀の啓蒙(上) 理性、科学、ヒューマニズム、進歩
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21世紀の啓蒙(上) 理性、科学、ヒューマニズム、進歩

スティーブン・ピンカー(著者), 橘明美(訳者), 坂田雪子(訳者)

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21世紀の啓蒙(上) 理性、科学、ヒューマニズム、進歩

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2019/12/18
JAN 9784794224217

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21世紀の啓蒙(上)

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商品レビュー

4.1

25件のお客様レビュー

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2024/04/28

まじおもろ ニュースなどの利用可能性バイアス、ネガティビティバイアスに惑わされずに、データで現状の認識を改めることが大事 科学の進歩が世界にどれだけ利益をもたらしているのか少し理解できた。(マイナスも多少はあるだろうけど)

Posted by ブクログ

2024/02/18

分母の大きなタイトルに違わず分母の大きな内容。 内容をまとめると世の中は悪い方向に向かっているように見えて実はだんだん良くなってるというもの。飢餓、貧困、犯罪、暴力、経済などデータを示して論じている。↓引用 「進歩というのはその足跡が見えにくい。〜基準が高まるにつれ、過去には見過...

分母の大きなタイトルに違わず分母の大きな内容。 内容をまとめると世の中は悪い方向に向かっているように見えて実はだんだん良くなってるというもの。飢餓、貧困、犯罪、暴力、経済などデータを示して論じている。↓引用 「進歩というのはその足跡が見えにくい。〜基準が高まるにつれ、過去には見過ごしていたはずの行為にも敏感になったからである。」 本書の現状で十分良い方向に向かっているという認識や、原子力発電の推進などは、政治的な指示基盤でいうと「保守」の容認に繋がりリベラル指示層、宗教家などは居心地が悪くなってしまいそうな気がする。日本国内に於いても政権与党が環境問題やマイノリティへ配慮した政策を始めたせいで、野党は、より過激な主張をせざるを得なくなり広い支持を受けづらくなっているように見える。 本文中で紹介されているフランス・フクヤマの「歴史の終わり」も気になったので今度読んでみることにする。

Posted by ブクログ

2024/01/02

マルコム・グラッドウェルやマット・リドレーとの討論本『人類は絶滅を逃れられるのか』でも、豊富な知識やデータを武器に楽観論的立場で論戦していたスティーブン・ピンカー。本書はその主張を更に補強し、更に悲観論とのバランスを取りながら解説する。人類の生活は日に日に良くなっている。当たり前...

マルコム・グラッドウェルやマット・リドレーとの討論本『人類は絶滅を逃れられるのか』でも、豊富な知識やデータを武器に楽観論的立場で論戦していたスティーブン・ピンカー。本書はその主張を更に補強し、更に悲観論とのバランスを取りながら解説する。人類の生活は日に日に良くなっている。当たり前じゃないか。それは、何故か。啓蒙主義によるものなんだ、と。知の大家。世界のを俯瞰する神の視点にも感じる程、課題と状況が見抜かれいる。 啓蒙とは。イマヌエル・カントはこう答えている。人間が自ら招いた未成年状態から抜け出ること。啓蒙のモットーは、知る勇気を持て。カント、スピノザ、トマスホッブズ、ヒューム、アダムスミスといった啓蒙思想家たちは、人間が非合理な感情や弱点を持つことを承知していた。逆に、反啓蒙主義とは。ナショナリズム、衰退主義、歴史悲観論者、科学批判。 中国の道教と儒教、インドのヒンドゥー教と仏教とジャイナ教、古代ペルシアのゾロアスター教、ユダヤ教、古代ギリシャの哲学。孔子、ブッダ、ピタゴラス、アイスキュロス、ヘブライの預言者は同時代に生きていた。こうした「枢軸時代」は、何か霊的なものが地上に降りてきたと言うわけではなく、農業の進歩と経済の発達によって獲得エネルギーが急増し、短期的生存から長期的調和への優先順位の変更がなされたために、学者、聖職者階級が生まれたことによる。こうした「教え」のように、普遍的利益をもたらす規範と制度を生み出していける限りにおいて、人間社会は改善し続ける。生活水準の向上こそが究極の目的であるというような価値観に結びつく。 それでも不安、不幸を感じる。これは、利用可能性バイアスが一因だとピンカーは言う。飛行機事故が自動車事故よりも深刻だと勘違いしたり、ジョーズを見た後に海に入りたがらない。リスクでないものをリスクと認識し、不安、気分の低下、学習性無力感、他人に対する軽蔑、敵意、感覚の鈍麻、極端な報道アレルギーが見られるやがて運命論者になる。嫌なニュースを見て、それで憂鬱になるが、そんなものは80億人いれば日常的に発生していて当然なものであり、自らネガティブな物語を増幅し、惑わされているに過ぎない。また、我々は、絶対的な貧しさよりも、相対的な貧しさの方が例え裕福であっても不幸を感じる。この事は社会的比較理論、準拠集団、状態不安、相対的剥奪など様々な概念で説明される。 戦争や民族文化、虐殺は悲惨だが、それでも数は減っている。それは、戦争を美化したり、利他的な行為だと言う価値観が変わり、戦争が犯罪だとする考えが浸透したこと。確かに、兵士や軍機がカッコいいとか異教徒や他国と戦う事は悪くないような価値観は一定程度修正されてきた。 これは上巻だが、前半だけでも見所、学びが多く、知識や知性のシャワーを浴びているような、それを幸せと感じられる心地良さがある。この幸福感は、単に学ぶ楽しさだけではなく、「人類は良い方向に歩んでいる」という説得が、前向きに心に響いているからかも知れない。

Posted by ブクログ

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