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狼と香辛料(ⅩⅩⅡ) Spring Log Ⅴ 電撃文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2019/12/10 |
| JAN | 9784049129045 |

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狼と香辛料(ⅩⅩⅡ)
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
狼の化身であるホロと旅の行商人ロレンスの冒険を描く『狼と香辛料』シリーズが17巻で完結した後の後日談を描くSpring Logシリーズも、順調に物語が進み、あっという間に5冊目となった。前巻で二人が新たな冒険の旅に出ることが決まり、今回はいよいよ旅を始める二人が描かれる。 ただ...
狼の化身であるホロと旅の行商人ロレンスの冒険を描く『狼と香辛料』シリーズが17巻で完結した後の後日談を描くSpring Logシリーズも、順調に物語が進み、あっという間に5冊目となった。前巻で二人が新たな冒険の旅に出ることが決まり、今回はいよいよ旅を始める二人が描かれる。 ただしSpring Log Vの感想にも書いたように、今回は二人には明確な目的があるわけではなく、「二人が幸せでい続けるため」の旅なので、旅の進み方もかなりゆっくりしている。最近ではホロもだいぶ受け入れているように見えるが、ほぼ悠久の命を持つホロと違い、ロレンスは人としての命の長さしか持っていない。そのためホロはいつかロレンスがいなくなったときのことに備えて、二人の思い出を書き記すということを続けている。前の巻から始まった二人の旅も、行ってみればその残しておくべきエピソードを追加するための旅であり、旅を続けることこそが、むしろ目的であると言っても良いのかもしれない。 まず最初の「狼とどんぐりのパン」では、かつて二人が出会った修道女のエルサとのエピソードが描かれる。最初に現れたときには、ずいぶんと堅物だった彼女は、10年の月日を経る中で現実との折り合いを見つけるようになり、助司祭の地位につくようになったらしい。その彼女が自分の本拠地を離れて遠く北の方まで来たのは、とある教会領の資産整理のためだとのこと。 ほとんどの資産は問題なく有償で処理できそうなのだが、ただ一つだけ巨大な木々が生える山があり、その資産をどのように対応すべきかが彼女の悩み事らしい。ホロとロレンスはその財産を調査する中で、かつてのホロと同じく愛する人の帰りを待つ“人ならざる者”が存在することに気が付く。森を愛し、かつ自分と同じような境遇にいる“人ならざる者”を救うためにホロが狼の姿となって活躍するのが、この最初の作品の特徴だろう。 “人ならざる者”が少し寂しげに描かれているのは、この『狼と香辛料』シリーズの全体の特徴ではあるが、この作品にあたっても、やはり同じように長く生き続けることの寂しさが描かれているところが、ひたすらに幸せな物語であるはずのSpring Logでも変わらないのが、印象深い。とはいえ、培った人脈と能力で、最後にはハッピーエンドになるのでご安心を。 そして、次の「狼と尻尾の輪舞」では、その山を無事に売却した財産を使って、近くにある市場での揉め事を解決するのが主なストーリーとなる。ロレンスがまるで行商時代に戻ったかのように知恵を巡らせて問題を一つ一つ解決していくのを見て、ホロがなぜか悲しがるというところが、この作品の大きなトピックだろう。10年も湯屋を経営し、すっかり一緒にいることに慣れてしまったはずのホロだが、自分の運命によってロレンスの人生を変えてしまったというひけ目を感じているところが意地らしい。……とは言っても、ロレンスにとってはホロとの人生の方が、行商人として大きな商会を持つことよりもはるかに重要だったわけで、10年経っても夫婦にはそれなりのすれ違いがあるのだなという、微笑ましい気持ちになる。 最後に収められている「狼たちの結婚式」は、その二人が追うコルとミューリのある街での活躍を描く作品。二人のメインストーリーは、このシリーズの姉妹シリーズと言っていい『狼と羊皮紙』シリーズで進んでいるはずなのだが、サイドストーリーということで、こちらに入ることになったようだ。もしかしたら、『狼と羊皮紙』シリーズのパブリシティなのかもしれない。 ストーリーとしては「古くから続いている家の当主たちの結婚式をめぐるドタバタ」で、いかにも『狼と香辛料』シリーズに出てきそうな話ではある。コルとミューリがいらない気を回しすぎて物事をぐちゃぐちゃにしつつ、最後にはきれいに収まるというのは、かつてホロとロレンスが歩んできた道そのものということで、世代が変わっても二人がやっていることはあまり変わらない。この作品を読む限りでは、ミューリの熱烈なアタックがコルに届くのはかなり時間がかかりそうだが、いずれはコルとミューリが結ばれるという未来が描かれれば、幸せが続く物語も何世代にも渡るということで、大団円を迎えるのではないだろうか。
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聴了。 2人の旅路の途中、懐かしい人との再会がありました。大切な人を健気に待ちつづけるちょっとおとぼけなリスのお話がじんわりと心に染みいります。コルさん視点のお話のオチもよいです。
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「狼とどんぐりのパン」 天使か悪魔かどちらか。 目の前のものしか見えていないからこそ、長い年月が必要なものも数限りなく撮り続けてしまったのだろ。 「狼と尻尾の輪舞」 巡り巡ってつく場所は。 始まりの場所へと遡っていけば原因はわかるとはいえ、それを突き止めて支払いができるかは別だ...
「狼とどんぐりのパン」 天使か悪魔かどちらか。 目の前のものしか見えていないからこそ、長い年月が必要なものも数限りなく撮り続けてしまったのだろ。 「狼と尻尾の輪舞」 巡り巡ってつく場所は。 始まりの場所へと遡っていけば原因はわかるとはいえ、それを突き止めて支払いができるかは別だもんな。 「狼たちの結婚式」 皆の思惑が混ざり合い。 互いのことを知るだけでなく、家族との親交も深めていれば各々が何を思っているのか話せていただろう。
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