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闇という名の娘 THE DARKNESS 小学館文庫
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闇という名の娘 THE DARKNESS 小学館文庫

ラグナル・ヨナソン(著者), 吉田薫(訳者)

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闇という名の娘 THE DARKNESS 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2019/12/06
JAN 9784094065411

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闇という名の娘

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商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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2025/01/21

『ヴェラ~信念の女警部』が好き過ぎて、海外の女性刑事というと、頭の中で描くビジュアルがすべてヴェラになっちゃう。困ったもんだ。 それはおいといて。 とても面白かったです。訳者との相性がよかったのか文章はスルスルと読み易く、あまり馴染みのないアイスランドという国の美しい風景写真を眺...

『ヴェラ~信念の女警部』が好き過ぎて、海外の女性刑事というと、頭の中で描くビジュアルがすべてヴェラになっちゃう。困ったもんだ。 それはおいといて。 とても面白かったです。訳者との相性がよかったのか文章はスルスルと読み易く、あまり馴染みのないアイスランドという国の美しい風景写真を眺めながら、あっという間に読み終わりました。 数か月後に定年を控えた女性刑事、フルダ。64歳。 いわゆるガラスの天井なるものに阻まれて、優秀だったにも関わらず警部どまりだったことに憤りを感じている。夫とは死別しており、今はひとり暮らしだ。 最近趣味の山登りで、素敵な男性と知り合った。穏やかな人柄で、暮らしぶりもよく、フルダに好意を持ってくれている。 フルダは、これからの人生が孤独なものであることに恐れを抱いており、同時に刑事としての自分のキャリアが、公平に評価されていないことに不満を感じていた。未来をバラ色にしてくれる恋の予感と、報われなかった過去の自分と仕事への未練。フルダはいつも心の中で、その2つを天秤にかけていた。 ある日、突然あと2週間で席を明け渡せと上司に言われたフルダは腹を立て、その2週間のうちに過去の未解決事件を解決して、みんなを見返してやろうと心に誓う。 そこで選んだのが、ロシア人女性の不審死事件だった。 フルダのプライドの高さが、彼女の内面の弱さと共鳴して綻びとなり、そのから危機へと落ちていく。驚きの結末へ真っ逆さまだ。 なんと3部作らしい。これがシリーズ一作目なんて!これを読んだ人は絶対続きを読まずにはいられないと思う。胸にある思いを抱きながら。

Posted by ブクログ

2023/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

謎解きは面白くテンポも良い。そして、あっと驚く結末。 充分に読み応え有り。 でも、作者の書きたかったのは、主人公の生い立ち、苦悩、苦境、孤独などなど、 どこ切っても辛く悲しく、そして憤り。 こうまで辛い人生でも刑事として自分なりの正義を貫こうとする姿勢は、立派だけど作者は更に捻りをいれてくる。 正義って見方によって、悪にでもなるし、悪い事をすれば、災厄が自分に返って来る なんて、説教臭いけど、いわゆる因果応報ってことだね。 衝撃的なラストも、僕に皮肉が強すぎて、まるでコメディのように思えて、不謹慎だけど笑ってしまった。 ともかく、すげぇ~と思わせる作品だった。

Posted by ブクログ

2022/08/06

舞台はアイスランド。 65歳の女性の警部が退職を迫られ、最後に未解決事件に手をつける。 難民許可を待つロシア人女性の自殺事件。殺人事件として追い始めると、売春容疑が出てくる。入国審査を担当する弁護士、ロシア語通訳、輸入業者と関係者はいるが決め手に欠く。 彼女の人生の闇と共に謎が解...

舞台はアイスランド。 65歳の女性の警部が退職を迫られ、最後に未解決事件に手をつける。 難民許可を待つロシア人女性の自殺事件。殺人事件として追い始めると、売春容疑が出てくる。入国審査を担当する弁護士、ロシア語通訳、輸入業者と関係者はいるが決め手に欠く。 彼女の人生の闇と共に謎が解けてくる。 私小説的なサスペンス。 アイスランドの風景が新鮮で面白い。 ストーリーは進み方も嫌な終わり方も、好きじゃない。

Posted by ブクログ