プラヴィエクとそのほかの時代 東欧の想像力16

オルガ・トカルチュク(著者), 小椋彩(訳者)

• 販売会社／発売会社: 松籟社
• 発売年月日: 2019/11/01
• JAN: 9784879843838

商品レビュー

2024/09/01

登場人物とその周りでの出来事が第三者目線で数ページずつ語られて少しずつ話が進んでいく。この著者のスタイルらしい。
時代は1914年〜1980年代まで。
「ゲームの時」は意味がわからなかったし黒い川と白い川も何かの意味があるのか分からなかった。
「面白いよ」と万人に勧めるタイプの本ではないが、不思議と引き込まれて読んでしまった。

2021/06/25

絶対に一読じゃ全てを理解できないし、ポーランドについてほとんど知らないけどなんでだか好きなんですよねえ。

2021/05/14

ずっと気になっていた人で、なかなか手に取らなく、ノーベル賞を受賞してますます手にとりずらくなり遠のいてしまっていたが、思いの外良かった。思っていたのと違った。他のポーランド作家は、掴みづらいながらも、意思が強い雰囲気で、凝った作品なんだろうなー、と思っていたが、書く側の目線が上からの人じゃなくて、読む側、大衆に寄り添った姿勢が、感じられた。そもそもポーランドをよく知らないが、結構メキシコ的、南米的な雰囲気も感じられた。非常に信頼置ける作者ということがわかり、また別の作品も読んでみようと思った。