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リベラリズムはなぜ失敗したのか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 原書房 |
| 発売年月日 | 2019/11/21 |
| JAN | 9784562057108 |
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リベラリズムはなぜ失敗したのか
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商品レビュー
3.3
11件のお客様レビュー
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20260118読了 著者はリベラリズムが成功したからこそ、現在の危機が起こったのだと解く。私はアメリカにおけるリベラリズムの一つの絶頂はオバマ大統領の就任だと思う。 行き過ぎたリベラリズム=個人の欲望の解放を推し進める一方でそれをコントロールするすべを教えなかった。結果として個人の欲望に歯止めがかからなくなる一方で、決して人々は満足することを知らず、常に欲求不満と不安を抱えて生きる事になった、と筆者は説く。そして自らの生を制御するすべを古典の中で教えてくれる、とも述べている。アメリカだけでなく日本の大学でも教養部門の衰退は言われて久しいと思う。理数系やすぐにカネになるような知識や技術だけでなく、やはり古典的教養も必要だと思う。
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パトリック・J・ディネーンのこの一冊は、現代リベラリズムに対する最も鋭い批判のひとつだ。タイトルにある「失敗した」という言葉は意外なことに、リベラリズムが「成功しすぎた」ことこそが問題の本質だと著者はそう断言する。 ◾️逆説の核心 個人を伝統的共同体や慣習から解放するという...
パトリック・J・ディネーンのこの一冊は、現代リベラリズムに対する最も鋭い批判のひとつだ。タイトルにある「失敗した」という言葉は意外なことに、リベラリズムが「成功しすぎた」ことこそが問題の本質だと著者はそう断言する。 ◾️逆説の核心 個人を伝統的共同体や慣習から解放するというリベラリズムの約束は見事に実現された。しかしその代償として、国家と市場という新たな巨大機構への従属が生まれ、格差の拡大、人間関係の希薄化、環境破壊が加速した。私たちは本当に「自由」になったのか、それとも別の形の隷属に置き換わっただけなのか。 ◾️個人主義と国家権力は共犯だった 多くの人が信じる「小さな政府=個人主義」という図式は幻想にすぎない。ディネーンは、個人主義がむしろ中央集権的国家を必要とし、両者が手を組んでリベラリズム以前の共同体を解体してきたと指摘する(84頁)。アメリカ建国者、特にマディソンはこの仕組みを意図的に設計した(130-132頁、205-209頁)。 ◾️現代政治の停滞を説明する だからこそ、保守派が小さな政府を実現できず、進歩派が私的領域への介入を止められないという現在の状況も腑に落ちる。左右両派とも、同じリベラリズムという同一前提の内部で動いているにすぎない。 ◾️行き着く先 このまま進めば、自由・平等を掲げながら、実質的には行政国家と監視体制に支えられた「軟らかい専制」へと変質するだろう――ディネーンはトクヴィルの予言を現代に蘇らせる(220頁)。 ◾️唯一の希望とその限界 著者は古典的教養教育の再興を提唱し、真の自由とは欲望を抑制する能力にあると説く(163頁)。しかし、誰もが自己実現と豊かさを求める現代において、この処方箋がどれだけ現実的かは疑問が残る。時計の針を戻すことは、もはやほぼ不可能に近い。 それでも本書は、現代社会の違和感に明確な座標を与えてくれる。「自由」という言葉が以前と同じ響きを失うほどの、静かな衝撃を残す一冊。政治哲学に関心のある人にも、格差や孤独に漠然とした不安を抱える人にも、お薦めしたい。
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リベラリズムが成功したからこそ現代の危機が起きている。 リベラリズムの個人主義が、国家の大きな規範に飲み込まれた。 リベラルアーツは自らの欲望をコントロールする術を身につけるためのものだった。時間をかけて修養することで手にできるもの。 近代のリベラリズムは、個人の欲望を解放するだけで、コントロールするための術は教えていない。 ギリシャのポリスの生活を見習うべき。コミュニタリアンに似ている。
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