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小説 シライサン 角川文庫
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小説 シライサン 角川文庫

乙一(著者)

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小説 シライサン 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/11/21
JAN 9784041087602

小説 シライサン

¥330

商品レビュー

3.5

69件のお客様レビュー

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2024/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わった時、疑問が複数残った。が、自分なりに考えてみたのでここに書き記す。 なぜ学者先生から話を聞いていた渡辺がすぐに死ななかったのか。 考えてみたのだが、今回死んだ人たちはみんな「シライサン怪談を聞いた後、誰かにそのことを話している」気がする。 省かれているところはあるので、全てがそうとは言えないが、主要な登場人物はほぼその通り死んでいる気がする。 それが「お供えもの」となるきっかけなのかもしれない。 船頭のような方がみんながシライサンと呼んでいるものなのだろう。 石森ミブの家系は女の子ばかり生まれているみたいで、かつ1人だけしか生まれていないみたいな書き方をされている。 これは、今でも山の神が石森ミブの願いを叶え続けているからなのかもしれない。 冬美は子宮を摘出しているから子供が産めなくなったのもそうだが、娘の真央が亡くなってからシライサンという船頭が現れ始めた気がする。渡辺が思い出したのも、偶然に見せかけた必然なのかもしれない。 そして、いきなり親戚の子を預かることになったのも石森ミブのそばにいた子供を3歳ごろになって引き取ったような形に似ている気がする。シライサンが連れてきた船に乗せられた女の子なのだ。一定数の「お供えもの」が貯まったから現れたのかもしれない。 蔵の女と石森ミブの関係だが、2人とも存在したのか? 蔵の女は本当の石森ミブに怪談を読ませて書かせたのかもしれない。 真相は謎のままであり、これからも春男と瑞紀は苛まれ続けるだろうが、要は話さなければいいのだ。ある程度幸福でいてほしいものだ。

Posted by ブクログ

2024/04/21

久しぶりに乙一ホラーを堪能。 怪談を聞いた人に呪いが伝播する系の話だったので、夜中に読み終わったことを少し後悔… 終盤の呪いラッシュが凄まじく、現代ならではの恐怖でした。知らずに読んでしまう、なんてことも…

Posted by ブクログ

2024/04/07

もし自分が巻き込まれたら…と考えると、逃れられない恐怖にゾッとしました。 乙一さん作品が大好きでおそらく全部読んだと思うんですが、その中でもホラー味が強い感じでした。でもただ怖いだけで終わらない、登場人物の言動とか人間の心の部分とかの描写に、「乙一さんの文章」を読む魅力を感じると...

もし自分が巻き込まれたら…と考えると、逃れられない恐怖にゾッとしました。 乙一さん作品が大好きでおそらく全部読んだと思うんですが、その中でもホラー味が強い感じでした。でもただ怖いだけで終わらない、登場人物の言動とか人間の心の部分とかの描写に、「乙一さんの文章」を読む魅力を感じると個人的には思います。 展開については「最終的にはそんな感じで終わっちゃうのか…」という感じで、SNSが駆使(?)されてて今っぽいなぁと(と言っても数年前だけど)。

Posted by ブクログ

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