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人は語り続けるとき、考えていない 対話と思考の哲学
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2019/10/25 |
JAN | 9784000245395 |
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人は語り続けるとき、考えていない
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私たちは内容を考えなくとも話すことができる。話すことは思考を経由して生じているようには思えない。→話しているのは本当に私なのか、相手の話を聞いているうちにどうしても質問したくなる、反論したくなる、話したくて仕方ない考えや思いが湧く、それは欲求にちかいのでは? ↑河野は、話すことは身振り手振りとおなじような身体的なものではないかと指摘している。たしかにそうなのかもしれない。もちろんじっくりと思考しながら話す場面もあるのかもしれないが我々の普段の会話のほとんどは自然に半ば無意識的に行われている気もする。むしろ必死に思考しながら会話をすると逆にぎこちなくなったりするかもしれない。そうしたことを踏まえるとやはり河野の指摘には納得できる。 あぁ、誰かとこれらのことについて対話をしてみたい。
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時々読み返したいなと思う。 私たちが語る言葉は、他者の言葉を借りたものに過ぎないのかもしれない、言葉は流通しているだけかもしれない、という。そうなのかもしれない。ただ筆者の言葉を借りれば、我々の言葉は一種の借り物でもあったとしても、色々なものを組み合わせて、色々格闘してその本人...
時々読み返したいなと思う。 私たちが語る言葉は、他者の言葉を借りたものに過ぎないのかもしれない、言葉は流通しているだけかもしれない、という。そうなのかもしれない。ただ筆者の言葉を借りれば、我々の言葉は一種の借り物でもあったとしても、色々なものを組み合わせて、色々格闘してその本人の言葉(って何?そもそもそんなのあるのって話なのだろけど)になっていると感じるか、誰かの何かの安易な完コピに近くてすごく嘘くさい感じがしてしまうかっていうのは、あるような気がする。生成AIなんて出てきて、オリジナルってなんだってことになりそうだし、自分らしい言葉を格闘して表現しようとする文化はますます衰退している感じもあるのだが・・。 問いと共にいきるべき、という言葉が印象に残った。その姿は不安げで人に不安を与えるか、否、「…(それは)事象と対象にどこまでも付き合おうとする愛に満ちた態度である。」という表現に救いを感じた。
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・問いに関する筆者の考え方が面白い。哲学的な問いと、科学の問い、これらをごちゃごちゃにしていたのかと気づかされた。主題は何か?という問いは、いわゆる前者にあたるのかと。または、その中間か?
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