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赤い髪の女
定価 ¥2,530
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2019/10/17 |
| JAN | 9784152098887 |
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赤い髪の女
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商品レビュー
3.6
12件のお客様レビュー
主人公の過去語りで物語は進行する。大学進学費用を稼ぐために、親方について井戸掘りに従事していた頃の話だ。日が暮れると親方と語り合い、その中に父親の息子殺し、息子の父親殺しの古典寓話で、オイディプスやロスタム(ロスタムは知らなかった)が出てくる物語だ。ほかに娯楽は街に出てお茶を飲...
主人公の過去語りで物語は進行する。大学進学費用を稼ぐために、親方について井戸掘りに従事していた頃の話だ。日が暮れると親方と語り合い、その中に父親の息子殺し、息子の父親殺しの古典寓話で、オイディプスやロスタム(ロスタムは知らなかった)が出てくる物語だ。ほかに娯楽は街に出てお茶を飲むことぐらいだ。その街で見かけた赤い髪の女に恋をしてしまう。 親方を井戸の底に置き去りにしたことを罪に感じたまま、長じて成功した主人公がたどった物語は石川達三「青春の蹉跌」を思い起こさせるが、危篤としか言いようがない方向へ展開する。やがて語り手は転じるが、その事情は父親殺しの寓話に通じたものとなり、物語は終わる。 アジアの西端に位置するトルコ・イスタンブルの古典の物語世界と現代が通じ合い、アジアの東端に暮らす僕にとって、夢を見ているような世界だった。若者が美しい女性に憧れる感覚はアジアの西端と東端で違いはなかったけどね。
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トルコで初のノーベル文学賞受賞者となった小説家による2016年の小説。ギリシャの古典『オイディプス王』と、ペルシャの古典『王書』で共通して描かれるテーマが描かれる作品。読む前に悲劇、というのは知っていたけど、思ってたのとは違う形で悲劇が用意されていた。 これも雑誌「英語教育」のアジア文学特集で紹介されていて読んでみたいと思ったが(「井戸掘り職人」なんて職業の小説、なんか東大の小説問題で出てきそう、とか思ったり)、この前のタイの小説、『パンダ』の時よりもインパクトが強く、この小説家の作品をもっと読んでみたいと思った。あとこの翻訳した人が本当に違和感ない日本語にしているところも読みやすい。 (ここから多少、ネタバレに近いものがあります)悲劇、というのは知ってたから、どこで事件や事故が起こるのかを考えつつドキドキしながら読むけど、たぶんこういうことだろうな、という予想していて、そしたらそうじゃなかったのか、という驚きと、そういう悲劇が起こったのか、という展開だった。そして最後に、この設定全体がそうなってるのか、という驚き、そして訳者による解説で、実はタイトルや元になっている2つの古典についても実は…という事実があったりして、なんか作者に手玉に取られる感と、文学の読解って色々知ってないと難しいんだな、と思った小説だった。でも個人的に「どんでん返し」が楽しめた感があって、好き。あとは井戸掘り途中でやめられない、なんて認知バイアスのコンコルド効果ってやつだよなあ、とか、最後で語られる母の息子への思いってすごいリアル過ぎて、ある意味こっちの方が怖いかもな、とか関係ないこと思ってた。(24/02/12)
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オルハンパムク「赤い髪の女」https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014326 久々のパムクやっぱり好き。エディプスコンプレックスを下敷きにした話で、いままで読んだ物に比べるとトルコ事情というか異文化要素は薄くて若干...
オルハンパムク「赤い髪の女」https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014326 久々のパムクやっぱり好き。エディプスコンプレックスを下敷きにした話で、いままで読んだ物に比べるとトルコ事情というか異文化要素は薄くて若干ミステリー味がある。決して明るい話ではないのに(オイディプスだし)なんでかあっけらかんと淡々と話が進んでいくのが不思議でおもしろい。表紙も素敵
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