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芝園団地に住んでいます 住民の半分が外国人になったとき何が起きるか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明石書店 |
発売年月日 | 2019/10/01 |
JAN | 9784750348940 |
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芝園団地に住んでいます
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商品レビュー
4.2
16件のお客様レビュー
芝園団地の近くに住んでいます。なので芝園団地にはめちゃくちゃ関心がありました。 団地内の図書館を利用していますが、そういえば中国の人は見かけたことないかも。日本の書籍しかないし当然といえば当然か。 さて、住民の半分以上が外国人になった芝園団地に実際に生活しながら、団地の実態を描...
芝園団地の近くに住んでいます。なので芝園団地にはめちゃくちゃ関心がありました。 団地内の図書館を利用していますが、そういえば中国の人は見かけたことないかも。日本の書籍しかないし当然といえば当然か。 さて、住民の半分以上が外国人になった芝園団地に実際に生活しながら、団地の実態を描いた本書は、住人という当事者視点とジャーナリストとしての客観視点で書かれているノンフィクションです。 かつて『チャイナ団地』と揶揄された芝園団地は、URや自治会の地道な活動によって中国人住民のマナーも向上し、芝園団地自治会は2018年に地球市民賞を受賞するなど、多文化共生の優れた事例としてメディアでも話題になりました。 しかし著者が実感するのは、一見深刻なトラブルもなく共に暮らしているが接触がほとんどない【共存であって共生ではない】という根が深い問題でした。 外国人側の「協力しないけどイベントは楽しむフリーライド」と日本人側の「古参の居場所を奪われたくないという多数派の不安」は、著者も当事者としていろいろ働きかけるもお互いの歩み寄りはなかなか難しいもよう。 もちろん「共存」が悪いことではなく、芝園団地のありかたとして一つの選択肢ではあるけれど、この団地では「小さなステップでもいいから、何かあった時にお互いが協力しあえるような『顔の見える関係』を作っていきたい」というのが芝園団地を復活させた中心人物である岡崎氏の思いであるようです。 『顔の見える関係』という考えは非常に参考になりました。これは「中国人はこうだ」とひとくくりにして決めつけてはいけない、中国人でも日本人でも一人一人は違う。もちろんマナーも悪い人はいるが良い人もたくさんいるし、違う文化同士で交流を持ちたいひともいます。全体ではなく個人の顔を見れば偏見はなくなるのではないかという考え方です。 本書の最後の章で、筆者が芝園団地で起こっている問題についてインターカルチャリズムの有識者に質問しています。 根深い問題のひとつである『多数派の不安』への対処法は「正確には何を恐れているのか」聞いてみること。すると「我々の文化や居場所がなくなってしまう」というのは真実ではないことに気づく。そのうえで自分たちが決して妥協できない本質的な要素を問うてみると、それが移民にとって社会と繋がるためののチケットになる。とのこと。 これから人口がどんどん少なくなる日本にとっても移民問題は考えていくべき問題だし、現在私が住む川口市では中国人よりクルド人の移民が大きな問題になっています。つい最近もデモが起きてドキッとしましたが本書を読んで、「クルド人ひとくくりにしない」という意識を持つようにしています。
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個人的にこの団地の近くをときどき通るので気になっていた。 筆者はこの団地に住んでいる方なので生の声と言えそうだ。 外国人が多いというのは聞いていたが、芝園町の人口の半分以上が外国人とは。 ヒャッハーな感じのトラブル劇のようなことはあまりなくて、静かに分断されている団地という印象を...
個人的にこの団地の近くをときどき通るので気になっていた。 筆者はこの団地に住んでいる方なので生の声と言えそうだ。 外国人が多いというのは聞いていたが、芝園町の人口の半分以上が外国人とは。 ヒャッハーな感じのトラブル劇のようなことはあまりなくて、静かに分断されている団地という印象をもった。 日本人と外国人という人種的な分断に加えて、高齢の日本史と若い外国人の年齢的分断も感じた。 住人の外国人は中国系のIT技術者が多いのだそうだ。だが、中国のIT産業が栄え日本が没落したいく今後は、中国の若い技術者はわざわざ日本に来ないだろうという意見が印象に残った。 蕨の駅前などではイランやバングラデシュの方をよく見るが、また別のコミュニティがあるのだろうか。
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移民関連テーマとして、比較的近所にある芝園団地(団地内の外国人比率が5割を超えた団地)をテーマにしてる本があったので手にとった。 移民とつきあっていく上で複数の軸での課題があることがわかった。 ・地域住民との「共存」か「共生」か ・「同化主義」か「多文化主義」か「間文化主義」...
移民関連テーマとして、比較的近所にある芝園団地(団地内の外国人比率が5割を超えた団地)をテーマにしてる本があったので手にとった。 移民とつきあっていく上で複数の軸での課題があることがわかった。 ・地域住民との「共存」か「共生」か ・「同化主義」か「多文化主義」か「間文化主義」か ・マジョリティが感じるネガティブ感情(マイノリティへのステレオタイプや、既得権益を失う不安) 日本特有、ではなくすでに他の国々でも同様の課題がでて考察されているようなのでそのあたりは理解しておきたい。
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