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大学の問題 問題の大学 鬼才と碩学が語りつくす「まっとうな大学論」
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 時事通信社 |
| 発売年月日 | 2019/10/07 |
| JAN | 9784788716001 |
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大学の問題 問題の大学
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長らく京都大学と関西大学で教鞭をとり、教育社会学者として数多の大学論を江湖に問うてきた竹内洋氏と、池上彰氏に負けず劣らず膨大な数の政治・経済・宗教に関する著作を上梓し、最近は母校・同志社大や市民講座でも講義を受け持つ佐藤優氏、この二人の稀代の教育者(教育という営みは、何も学校や塾...
長らく京都大学と関西大学で教鞭をとり、教育社会学者として数多の大学論を江湖に問うてきた竹内洋氏と、池上彰氏に負けず劣らず膨大な数の政治・経済・宗教に関する著作を上梓し、最近は母校・同志社大や市民講座でも講義を受け持つ佐藤優氏、この二人の稀代の教育者(教育という営みは、何も学校や塾の先生だけに限らず、他者を正しく教え導く存在ならば、「教育者」の名に値すると思う)が、昨今の大学をめぐる諸問題について語り合う対談本。 わりと序盤で佐藤氏が、竹内氏の著作『立志・苦学・出世 受験生の社会史』に出てくる「クーリング装置」という理論概念について実に興味深かったと唸っていたが、かくいう私も、その竹内氏の本を読んだ際に、まさに同じ箇所で「鋭い指摘だな」と思っていたので、少し嬉しい気持ちになった(あのくだりを読んだ人ならば十中八九、似たような感想を持っただろうが)。ただ、佐藤氏のスゴイところは、そう言ったあとにすぐ、多くの塾や予備校で設置されている「東大コース」や「京大コーㇲ」なんかも、受験生に対して同一の機能(=クーリング機能)を持っているのではないかと指摘しているところ。つまりは、受験熱・勉強熱を焚きつけるだけ焚き付けておいて、いざ受験に失敗したときには「やはり自分じゃダメだったか…」と冷静な諦念を抱かせる、巧妙だが現実的な装置になっている。このアナロジーを直観的に考え付くあたり、佐藤氏はつくづく怜悧な頭脳の持ち主だと改めて実感。 途中、我が国の教育に対する政府の補助金・助成金の少なさをお互い嘆きつつも、とある教育費用に関して、佐藤氏が俄に発した「自衛隊が買い付けている戦闘機2機分で、このお金は賄えますよ」というセリフは色々と考えさせられた。どこの国でも同じだと思うが、戦時中の学徒動員といい勤労動員といい、戦時などの一国の緊急事態の前では「教育」という営為は、どうしようもなく無力で、いとも簡単に雲散霧消してしまう。すなわち、政治と教育を天秤にかけた時、いつも屈服を余儀なくされるのは後者である。だけど、目の前の暗い国の現状よりも、遠くとも明るい国のあり方のほうに賭けてみたい気持ちに時として駆られるのは私だけだろうか。それとも、現実を直視しないロマンチストだと一笑に付されるのがオチだろうか。
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竹内先生の言葉遣いが、、、。あえての表記と思うが本としては少し失敗しているように感じた。ただ内容はすごく勉強になり、真面目に真摯に勉強しよう!と思えた。大学後や大学院でのキャリアパスをしっかり考える。自分は50歳までに大学院に行きたい。海外で勉強もしてみたい。そんな気持ちをもう一...
竹内先生の言葉遣いが、、、。あえての表記と思うが本としては少し失敗しているように感じた。ただ内容はすごく勉強になり、真面目に真摯に勉強しよう!と思えた。大学後や大学院でのキャリアパスをしっかり考える。自分は50歳までに大学院に行きたい。海外で勉強もしてみたい。そんな気持ちをもう一度蘇らせてくれた。数年前に買ってから積読だった本を、今、読了できてそれだけで嬉しい。
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直前に開成の話をよんでいて、その続きを読んでいるような気になる箇所も散見した。 何をしたいか、ではなく常に人より上でありたいと言うステータスが目的になっている人達がいたり。 確かにFラン大学を海外で言うところのコミュニティーカレッジにすると言う案は面白い。
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