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戦下の淡き光
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 作品社 |
| 発売年月日 | 2019/09/13 |
| JAN | 9784861827709 |
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戦下の淡き光
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商品レビュー
4.3
18件のお客様レビュー
マイケル・オンダーチェの2冊目。 大戦後のロンドンで、14歳のナサニエルとその姉は両親が出て行ってしまい、姉弟ふたりきりで取り残される。姉弟の後見人やそれを取り巻く知らない人々が家に入り浸り、普通の子供でいられなくなった2人は、新しい環境の中でどうにか生きていく。この第一部は「見...
マイケル・オンダーチェの2冊目。 大戦後のロンドンで、14歳のナサニエルとその姉は両親が出て行ってしまい、姉弟ふたりきりで取り残される。姉弟の後見人やそれを取り巻く知らない人々が家に入り浸り、普通の子供でいられなくなった2人は、新しい環境の中でどうにか生きていく。この第一部は「見知らぬ人だらけのテーブル」と題され、前に読んだ「名もなき人たちのテーブル」を彷彿とさせる。(実際には、名もなき〜の方が後に出版されているようです) 第一部の終わりで、久々に母親が戻ってきたと思ったら、何とスパイでした。 そして第二部では成長したナサニエルが束の間母親と暮らした時間が描かれている。ナサニエルは母親の死後、情報部で働きながらスパイとしての母の過去を探りつつ、少年時代をともに過ごした人を探して会いに行くも、そこにかつての絆はなかったという切ない話。 戦争と特殊任務、戦後を生き延びるための闇の仕事によってつながれた縁は、世界が平和になるとともに不要になり、失われ、また忘れられていく。 ナサニエルの青春時代はそうして彼方に去ってしまい、彼はまたも取り残され、この先の人生をどう生きていくのだろう。 表向きは終戦でも、その後もこんなに長く尾を引いてたくさんの人の人生を変えるものなのだ、戦争は。 小説は終わっているが、できることなら、前半生とは全く関係ない幸せな人生をナサニエルには送ってほしいと思った。
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- ネタバレ
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名前は充分に知っていたが、読んだことがなかったマイケル・オンダーチェ作品、初読。 両親が仕事でシンガポールに行く際、犯罪者かもしれない人に姉とともに預けられた主人公ナサニエル。両親はそのまま帰ってくるわけでもなく失踪。はじめは警戒していた二人も次第に犯罪者(蛾と呼ばれる)やその仲間との生活に馴染んでいくが、ある日突然ナサニエルは暴漢に襲われる。 母の仕事と過去を追いかける、成人後のナサニエルは、次第に子供時代の不思議な体験の意味を悟っていく。 文章が美しく、現実離れしたファンタジー的描写もあるのに、描かれるのは戦争という辛い現実とその中での愛。哀しいことを美しい表現で語るというのは、常套手段なのだが、それでもやっぱり心に沁みる。 戦争はどこまでも追いかけてくる。時間も場所も世代も超越して。だからこそ戦争など絶対にしてはいけないのだ。
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第2次大戦直後のロンドン、父の転勤により14才のナサニエル(Nathaniel)と姉のレイチェル(Rachel)は母ローズの友人であり彼等が蛾(moth)と呼ぶウォルター、元ボクサーでグレイハウンドの密輸業者のダーター(Darter)、民族学者のオリーブなどの怪しげな人物たちと過...
第2次大戦直後のロンドン、父の転勤により14才のナサニエル(Nathaniel)と姉のレイチェル(Rachel)は母ローズの友人であり彼等が蛾(moth)と呼ぶウォルター、元ボクサーでグレイハウンドの密輸業者のダーター(Darter)、民族学者のオリーブなどの怪しげな人物たちと過ごすことになる。物語の前半は姉弟を守る人物たちの正体は明かされないまま、両親に置き去りにされた内向的なナサニエルの感傷的な日々が綴られる。前半の最後に姉弟が何者かに襲われた事件をきっかけに母親が姿を現す。 後半では28才になったナサニエルが亡き母の過去を探る日々が語られ、母に関する空白がジグソーのように埋められていくが、失われた一部のピースは見つからないまま物語は終わる。 僕たちはぼんやりとしかわからない物語で人生を整理する。紛らわしい風景のなかで迷子になったかのように、目に見えないもの、語られないものを集めて、 We order our lives with barely held stories. As if we have been lost in a confusing landscape, gathering what was invisible and unspoken…
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