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ダイヤモンド広場 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2019/08/21 |
JAN | 9784003273913 |
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ダイヤモンド広場
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ダイヤモンド広場
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
故郷カタルーニャを追われ国外に暮らすこと40年。 そういう半生を背負った著者が、母国カタルーニャ語で書いた小説。自身が亡命生活を送ることになった「内戦」を舞台に書いた小説でありながら、書かれ方はいたって冷静、理知的である。そのことが、言い知れぬ迫力を齎していると感じる。 丁寧...
故郷カタルーニャを追われ国外に暮らすこと40年。 そういう半生を背負った著者が、母国カタルーニャ語で書いた小説。自身が亡命生活を送ることになった「内戦」を舞台に書いた小説でありながら、書かれ方はいたって冷静、理知的である。そのことが、言い知れぬ迫力を齎していると感じる。 丁寧で、緻密で、ほどよく謎めいている部分も配しており、”文芸”としてそうそう巡り合うことはない水準の一冊だと思う。 ひとりの女性の生涯を、生々しく、滋味深く描くことにおいて、こちらも滅多にはお目にかかれないレベルで、そりゃあ三十以上の言語に翻訳されるでしょう。
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訳者の「カタルーニャ語小さなことば僕の人生」からの流れ読みだ。 なんだろう、フランコ将軍の独裁にう向かうスペインの内戦時の物語ではあるが、物語の中核をなすのはバルセロナの女性の生活、政治色はいっさい排除され、それだけに主人公の独白のなかで自ずと物語が浮かび上がってくる。 で...
訳者の「カタルーニャ語小さなことば僕の人生」からの流れ読みだ。 なんだろう、フランコ将軍の独裁にう向かうスペインの内戦時の物語ではあるが、物語の中核をなすのはバルセロナの女性の生活、政治色はいっさい排除され、それだけに主人公の独白のなかで自ずと物語が浮かび上がってくる。 では、その物語とは何なのだろう。それは銃後で、ひたすら戦いのイデオロギーを排したところの無垢な生活だ。著者はおそらくその「無垢」を、「鳩」として描くことで、主人公とともに、無垢な世界観を描き上げているのなだと思う。 なるほど、確かにきれいな小説に仕上がっている。
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カタルーニャ地方(スペイン本国から絶対独立したい)で書かれているとのことですが、特に文化的な発見はよくわからず。ある女性の一代記かな?呑気と言うかな?この街の感じ、植物の感じ、机の感じが好きだわと瑞々しく生きてる中、周囲に翻弄?される。最初の旦那は情熱的だが、釣った魚に餌は要らな...
カタルーニャ地方(スペイン本国から絶対独立したい)で書かれているとのことですが、特に文化的な発見はよくわからず。ある女性の一代記かな?呑気と言うかな?この街の感じ、植物の感じ、机の感じが好きだわと瑞々しく生きてる中、周囲に翻弄?される。最初の旦那は情熱的だが、釣った魚に餌は要らないタイプに感じられ、この女性でなかったら逃げ出すと思う。主人公は大人しい人柄だが、やはり全体的に民族的に血の成分が濃いなあと思う。あと、人間って物を信じてる気がした。昔の日本もそうかな?今がおかしいんだよね?
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