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罪の轍
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2019/08/20 |
| JAN | 9784103003533 |

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商品レビュー
4.2
269件のお客様レビュー
寛治の憎めない性格と、事件の凶悪性のギャップに惹き付けられた。あと、警察の緻密な捜査と内部の人間関係のめんどくささも良かった。落合、仁井、大場がかっこいい。実際にあった事件をモデルにしてるらしい。東京の下町の狭い人間関係のごちゃごちゃ感も面白い。寛治はいい奴だっただけに、生い立ち...
寛治の憎めない性格と、事件の凶悪性のギャップに惹き付けられた。あと、警察の緻密な捜査と内部の人間関係のめんどくささも良かった。落合、仁井、大場がかっこいい。実際にあった事件をモデルにしてるらしい。東京の下町の狭い人間関係のごちゃごちゃ感も面白い。寛治はいい奴だっただけに、生い立ちが可哀想とも思ったし、ちょっと短絡的だなとも思った。
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特に話題になっていた記憶はなかったが、奥田英朗さんの作品ということで手に取る。 ストーリーとしてはとてもツラいものだが、とにかく先へ先へとどんどん読み進めたくなる。 重さの中にも、ユーモラスさといって良いのかスタイリッシュさというべきなのか、とにかくテンポが良い。特に「町井ミキ子...
特に話題になっていた記憶はなかったが、奥田英朗さんの作品ということで手に取る。 ストーリーとしてはとてもツラいものだが、とにかく先へ先へとどんどん読み進めたくなる。 重さの中にも、ユーモラスさといって良いのかスタイリッシュさというべきなのか、とにかくテンポが良い。特に「町井ミキ子」のチャキチャキサバサバ感トークがとても魅力的だ。町井ミキ子の母親のラストの「ひと言」も印象に残る。 全587ページのゆえ登場人物も多く様々なことが起こり、あれっ、あれはどうなったっけ?的な伏線回収にはやや疑問が残ったが、それはそれで良い。 本作はテーマがテーマだけに満点を付けるのは憚られるが、奥田英朗さん作品はハズレがない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
序盤は少し退屈に感じたが、誘拐事件が発生してからはぐいぐい読めた。実際に起こった誘拐事件を基にしており、状況はほとんど史実のまんまだ。 宇野寛治という青年が、警察だけでなく読者をも翻弄する。その犯人らしからぬ呑気さと素直さが、2人を殺したという事実と相反し、とても気味が悪かった。けれど彼には彼の暗い過去があり、それで殺人が正当化できるはずはないけれど、やり切れない想いが残った。 昭和中期、家庭電話の普及で誘拐事件が増加したというのは興味深い。まだまだ交通の便がないなか、東京から北海道へ、泥臭く事件を追う刑事たちの姿は読み応えがあった。
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