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大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件 なぜ美しい羽は狙われたのか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 化学同人 |
発売年月日 | 2019/08/10 |
JAN | 9784759820133 |
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大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件
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商品レビュー
4.3
34件のお客様レビュー
ブク友さんの本棚より紹介いただきました。 一目で惹かれるタイトルですが、これ実話ですって。 大きく分けて3つの構成(鳥類採取の時代・犯人の生涯と事件発生から裁判・その後)なんですが、その後がなかなかに熱い! 待ってました!!という感じでした。 ノンフィクションなんだけど、なかなか...
ブク友さんの本棚より紹介いただきました。 一目で惹かれるタイトルですが、これ実話ですって。 大きく分けて3つの構成(鳥類採取の時代・犯人の生涯と事件発生から裁判・その後)なんですが、その後がなかなかに熱い! 待ってました!!という感じでした。 ノンフィクションなんだけど、なかなかの小説感。 警察でもないのに、著者はよくぞここまで真に迫られました。すごい。 犯行を認めた時点で捜査が終わるなんて、信じられない…逆手に取られましたよね。 しかし、終始根底にある「自分本位」の視点に、驚くやら腹立たしいやら… 読了のみなさんから、「そんなこと、許されるかぁ(怒)」の声が聞こえてくる気がします。
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※このレビューにはネタバレを含みます
近年あった博物館から鳥の剥製を盗難した事件のノンフィクション。 大傑作だと噂で聞いていたが本当にめちゃくちゃ面白い!!! 盗難したのは毛針製作者の若者で、物語は彼が盗みをこれから実行しようとしている所から始まる。 まず毛針制作なんて世界があるのも知らなかったし、材料は本物の鳥の羽。 現在ではほとんど手に入らないその羽をエドウィンという毛針制作者が大量に盗む。 その事件を聞いた著者が調べ始めるのかと思いきや、そこから盗まれた鳥がどれほど貴重なものかを物語形式で一から教えてくれる。 これによりエドウィンの行った盗難が、ただの万引きとは比べ物にならない歴史的重要文化財の破壊行為になるとわかる。 そこからエドウィン視点になるがこの本で彼の行為が著しく怪しく見えることへの配慮と後半の展開にもなっているのがすごい。 彼が逮捕され時勢が事件を知った著者の所に戻ってくるだけでワクワクする。この話の作りが上手い! ここからエドウィン本人にもインタビューし、片棒を担がされたロン、毛針制作コミュニティの奴らにも話を聞き、事件の真相と残された剥製の行方を追う。 がたどり着いた先は底なし沼のような人間の果てなき欲望。 こんなに虚しさが残る結末になるとは、脱力感が凄まじい。
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珍かな鳥の標本盗難事件がテーマのノンフィクション。前半は鳥と鳥の標本の歴史、犯人のバックボーンなど。後半では著者が本事件を調査する。 貴重、稀少で美しい標本が青年を盗難に駆り立てる様子を追える。面白かったです。
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