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電気じかけのクジラは歌う
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電気じかけのクジラは歌う

逸木裕(著者)

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電気じかけのクジラは歌う

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2019/08/08
JAN 9784065168189

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商品レビュー

3.7

33件のお客様レビュー

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2024/03/08

そう遠くない未来だな、と。 今でさえAIがすごく活躍しているし、音楽の分野でもだいぶ前からボカロはあった。 人間が生み出す作品なんて、AIの前ではゴミクズみたい。 将来AIがもっと進み、人間の無力さを実感してしまうかもしれない。 そうすることで、人間は退化すると思っている。 ...

そう遠くない未来だな、と。 今でさえAIがすごく活躍しているし、音楽の分野でもだいぶ前からボカロはあった。 人間が生み出す作品なんて、AIの前ではゴミクズみたい。 将来AIがもっと進み、人間の無力さを実感してしまうかもしれない。 そうすることで、人間は退化すると思っている。 でもその現実に絶望するんじゃなくて それでも人間にしか作れない音楽を作ろうとする人間は強い。

Posted by ブクログ

2024/01/30

絵空事じゃない近未来の世界を垣間見ました。 ミステリーと近未来が混じった傑作。 人工知能、AIは当たり前になりつつある現代で、本当に向き合うのはこれからなんだなと思わされました。 人工知能がどれだけ発達しても、良いものを良いと思う感情は持ち続けていたい、流されずにいたいと思わされ...

絵空事じゃない近未来の世界を垣間見ました。 ミステリーと近未来が混じった傑作。 人工知能、AIは当たり前になりつつある現代で、本当に向き合うのはこれからなんだなと思わされました。 人工知能がどれだけ発達しても、良いものを良いと思う感情は持ち続けていたい、流されずにいたいと思わされました。

Posted by ブクログ

2023/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中盤から後半、とても面白く読めた。 導入のところで、「ひとりひとりのエンドユーザーが、自分自身の好みの音楽をAIを利用して自分で作曲して、自分で楽しむようになり、音楽の世界がタコつぼ化していく」という設定に違和感を感じてしまい、物語に入り込むのに苦労した。 一般のリスナーがみな、いちいち自分で自分好みの曲を作曲し、そればかりを聞いて楽しむなんて世界は永遠におとずれないだろう。今でも、美少女の画像を自分で作成するソフトが利用されてはいるけれど、そういうソフトで美少女を作成して楽しんでいるのは、一部の層にすぎなくて、ほとんどの人はプロが作成したアニメなりマンガなりのキャラクターを共有して楽しんでいる。 音楽は、美少女キャラクター以上に、同じ作品や同じライブの演奏を、ともに聞いてともに楽しむという部分が大きいはずで、たとえJINGのようなソフトが生まれても、それを直接利用するのはアーティストたちであって、一般の人はアーティストがJINGを使って作った音楽を楽しむ ということにしかならないだろう。 実際この話も、そういう設定に置き換えても、ちょっとした修正で十分成り立つ話だ。音楽の単純接触効果などを考えても、そのほうが他の部分との整合性もむしろとりやすいようにさえ思う。 ・・・という違和感はあったのだけれど、AIや天才に対する主人公の葛藤や、それに対してどう折り合っていくのかという納得の仕方などは、真に迫っていて、この問題についてとても深く考えられたことが伝わってきた。この作品の音楽論が、『風を彩る怪物』につながっていくのもよくわかる。そういえばあちらの主人公もフルートで一度挫折を味わった女の子が新たな価値観を立ち上げていく話だった。 (ちなみに、一緒に同じ作者の『祝祭の子』と『少女は夜を綴らない』も読みかけたのだが、あまりに暗そうで、断念した。もう少し気分が明るい時なら読めるかも)。

Posted by ブクログ