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日本国民のための愛国の教科書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 百万年書房/トランスビュー |
| 発売年月日 | 2019/07/26 |
| JAN | 9784991022197 |
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日本国民のための愛国の教科書
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
愛国心について深く掘り下げた本作は、歴史的背景を踏まえつつ、愛国者とは何か、国を愛するとはどういうことかをわかりやすく解説しています。著者は、愛国心を持つことが単なる盲目的な忠誠ではなく、批判的な視点を持つことの重要性を強調しています。国の良し悪しを受け入れる覚悟が必要であり、愛することは健やかな時も病める時も共にあるという考え方が示されています。また、ナショナリズムと共和主義の対比を通じて、愛国心の多様な側面を探求し、一般の読者にも理解しやすい形で提供しています。さらに、社会的な背景を持つ人々に向けたメッセージがあれば、より多くの人が共通の議題を持てるのではないかという意見もあり、愛国心に関する議論を豊かにする可能性を秘めています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
以前に読んだ『従順さのどこがいけないのか』がおもしろかったので同じ著者の本を読んでみた。 いわゆる愛国者であるとはどういうことは、そもそも国を愛するとはどういうことかを紐解き、また愛国者や愛国と間違えそうな厄介な事象や心理を解説してくれている本だった。 また忠誠心を持つこと、とは...
以前に読んだ『従順さのどこがいけないのか』がおもしろかったので同じ著者の本を読んでみた。 いわゆる愛国者であるとはどういうことは、そもそも国を愛するとはどういうことかを紐解き、また愛国者や愛国と間違えそうな厄介な事象や心理を解説してくれている本だった。 また忠誠心を持つこと、とは所属する組織に盲目になることではなく、その組織がよくない方向に進んでいたら忠告をし、批判をし、その動きを引き留めようとすることこそその組織へのあるべき忠誠心も持ち方や示し方であると著者は言っていた。 国を愛するということは覚悟が必要なことである。それは国がいいときだけではなく悪い時期も国のことを見つめ、自国の批判も受け入れる覚悟が必要だとも書かれていた。たしかに愛するということであればそれこそ健やかなるときも、病めるときもというやつで、自国の良し悪しも含めてこれが自分の国であり、そこに住まう自分なのだと受容する必要がある。至らないところもあるけれど、こういういいところもある、という塩梅がちょうどいいのではないかと思う。 間違った愛国に進んでいくことの危険性も書いてあり、興味深い本だった
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◆日本人なら日本を愛するのは当然か? 「日本人なら日本を愛するのは当然」。最近こうした言い方を耳にします。 しかし歴史を振り返ってみると、 そうした愛国心は、明治政府によって作られたものであり、 愛国心を持つことは、決して当然でも自然でもないことがわかります。 江戸時代までは...
◆日本人なら日本を愛するのは当然か? 「日本人なら日本を愛するのは当然」。最近こうした言い方を耳にします。 しかし歴史を振り返ってみると、 そうした愛国心は、明治政府によって作られたものであり、 愛国心を持つことは、決して当然でも自然でもないことがわかります。 江戸時代までは、住民には日本国という意識はなく、むしろ藩が「国」でした。 しかし、明治維新以降、政府は近代国家をつくるために、 人々に連帯感や忠誠心を持ってもらわないと外国に対抗できないと考えました。 そしてさまざまな政策を実施するのですが、一番大きかったのは義務教育の実施です。 標準語としての「国語」や日本の「国史」が教えられたほか、 教育勅語の奉読と拝礼が行なわれ、次第に愛国心が植え付けられていったのです。 そうした中、日清戦争に勝利したことで、 当初愛国心の大切さを説いていた福沢諭吉が危惧するほどに、 日本人の愛国心は高まり、日露戦争に勝利した後は、 賠償金がない不満などから暴動が起こるほどエスカレートしたのです。 そもそも、一口に愛国心といっても、 ナショナリズム的なものと共和主義的なもの2つあると著者はいいます。 前者は、言語や社会慣習が同じ文化的共同体(ネイション/国民・民族) へ忠誠心でありフランス革命以後広まったもの。 後者は、古代ローマからある伝統的なもので、政権のリーダーではなく、 共和政の価値観や制度などの政治的理想に忠誠を誓うものです。 国家は、大きな権力をもっていますから、絶えず監視しないと暴走することがあります。 そのとき、国のあり方を批判し事態の改善を図ることこそが、 共和主義的な愛国心であり、真の愛国心なのです。 そう考えると、真の愛国心を持つことは簡単なことではありません。 国がうまくいっているときは、愛国心は問われません。 しかし、うまくいっていないときこそ、愛国心・忠誠心が問われます。 そこで、黙認するか、離脱するか、発言するか。 発言すると、時の政府・国家を批判することになりますから、 弾圧・逮捕されるリスクがあります。 愛国心を持つべきかどうかは、このように道徳的かつ政治的な問題ですから、 無条件に正当だと言い切れないものがあります。 ひとついえることは、ナショナリズム的な愛国心は、 群れることによって初めて醸成されるものですが、 共和主義的な愛国心なら、ひとりでも持てるということです。 その結果、どう行動するかは個人の覚悟が問われますが、 本来の愛国心は、そういうものだと十分納得・理解できました。
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びっくりするくらい読みやすい。 ただ、 「共和主義的パトリアティズムの観点から見ると、 共通善が実現している場所こそが祖国だから、自国から自由が消えたならもはやそこは祖国ではない。それを実現しているよその国で共通善の実現と発展に貢献することこそが愛国的である」 という解釈はイマイ...
びっくりするくらい読みやすい。 ただ、 「共和主義的パトリアティズムの観点から見ると、 共通善が実現している場所こそが祖国だから、自国から自由が消えたならもはやそこは祖国ではない。それを実現しているよその国で共通善の実現と発展に貢献することこそが愛国的である」 という解釈はイマイチ腑に落ちなかった。 国が間違った方向に向かう時、共通善の実現のために、発言したたかうことが共和主義的パトリアティズムである。 もちろん、本作でも例に出ていたナチスドイツの時代に国を愛していながらも国外に亡命せざる得なかったユダヤ人たちのようなケースもあり、 それが共和主義的パトリアティズムに反する行動とは思わない。 ただ、ユダヤ人たちの亡命先、例えばアメリカで共通善の実現と発展に貢献することでアメリカが彼らにとって「祖国」となり、その意味で彼らを「愛国者」とする、というのが、どうも腑に落ちない。 なんというか、自分の子供が殺人鬼になってしまって、手のつけようがないから、そっちは諦めて他の子供を愛します。私は私の子供を愛しています。 という感じで、急に第三者の登場という感じ。 共和主義的パトリアティズムはあくまでも、自分の祖国における共通善の実現のために貢献するということであり、共通善が実現されるならどこでもいい、というわけではないのでは? 後者は愛国心ではなく自己愛なのでは?と思う。 私の理解不足なのだろうか。
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