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淳子のてっぺん 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2019/08/06 |
JAN | 9784344428935 |
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淳子のてっぺん
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商品レビュー
4.2
37件のお客様レビュー
本作は山登りをテーマとしつつも、 女性の社会的ポジションという点を濃く描いている。 タイトルにもある「てっぺん」とは、 山頂を指した意味も含むが、淳子の人生においてのその時その時の到達地点や帰るべき場所という意味も含んでいる。 時代背景が1950〜1970年代ということもあり...
本作は山登りをテーマとしつつも、 女性の社会的ポジションという点を濃く描いている。 タイトルにもある「てっぺん」とは、 山頂を指した意味も含むが、淳子の人生においてのその時その時の到達地点や帰るべき場所という意味も含んでいる。 時代背景が1950〜1970年代ということもあり、 「山は男が登るもの」 「女は男の助けがないと成功できない」 といった女性蔑視の封建的な考えが非常に強い中、 主人公の淳子たちは女性のみで構成されたチームを作り、女性の社会的地位の確立を念頭にしつつ山に挑んでいく。 そんな封建的な考えと戦うにあたり、 著者の女性目線もあってか、 女性だけのチームでの社会性の難しさが非常にリアルに描かれている。 ・議論がロジカルにできず感情的で堂々巡り ・決定事項に対し後から不服を言う ・自分で責任は持ちたくないが責任ホルダーには強く当たる こういったシーンが非常に多く散見し、 山登りへの準備〜開始〜登頂に至るまでの女性同士の意見のぶつかり合いがメインと言っていいほどの内容となっている。 唯川恵氏の真骨頂は恋愛小説だと思っていた為、本格的な登山という全く違った固いテーマの本作を初めて手に取った時には違和感があったが、 読了してみると、唯川恵氏だからこそ描ける女性の細かい心情部分が固いテーマをソフトにし、それが面白味となって読者を引きつける作品になっていると感じた。
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エベレスト登頂の過酷な様子の描写、登山隊に発生する不満や苛立ちも描かれていて、共感や応援の気持ちで物語の中にどんどん引き込まれた。田部井さんの凄さに改めて驚くばかりだった。
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感動して泣きそうになった。本当に良い本! 山は意思を持っておらず、ただそこにある。その存在感がすごい迫力で迫る。綺麗事だけじゃない人間関係の描写も良かった。素晴らしい本です。
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