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風を繍う 針と剣 縫箔屋事件帖 実業之日本社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
発売年月日 | 2019/08/06 |
JAN | 9784408554914 |
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商品レビュー
3.4
9件のお客様レビュー
縫箔屋の娘、おちえ。針の腕より剣の腕が凄い。旗本の息子が、父親に弟子入りを願ってきたのだが…。 縫箔屋という、職人一家をめぐる物語。 恥ずかしながら、「縫箔」という言葉に初めて出会った。 この作家さんの描く、江戸の事件帖では、 まず「おいち」シリーズを楽しんでいる。 明る...
縫箔屋の娘、おちえ。針の腕より剣の腕が凄い。旗本の息子が、父親に弟子入りを願ってきたのだが…。 縫箔屋という、職人一家をめぐる物語。 恥ずかしながら、「縫箔」という言葉に初めて出会った。 この作家さんの描く、江戸の事件帖では、 まず「おいち」シリーズを楽しんでいる。 明るくて、おきゃんで、頑張り屋でな女主人公は、好きなのだが、 この作品の、おちえでは、なかなか感情が寄り添っていかなかった。 どうも、うるさい。 心の声が、しょっちゅう、ダダ洩れしている。 それも、気持ちが上がったり下がったりで、 それに付き合っていると、疲れる。 年頃の女の子の心の中は、こんなものかと思うのだが、 「おいち」はそれでも、もう少し、落ち着いている。 ま、ワタシがもう、おばあちゃんの年齢だから、 孫の言動に疲れを覚えるのと、似たようなものだろう。 こういう時は、主人公を取り巻く、周囲の人物に心が魅かれる。 父親の仙助、母親のお滝は、なかなかのつわもので、 さらに、「おいち」シリーズにも登場する岡っ引きの仙五朗が、 こちらでも顔を見せてくれるのは、嬉しい。 個人的には、こういう、渋い人物たちに心がついていく。 縫箔屋「丸仙」に、旗本の息子が、弟子入りを願って通ってくる。 同じころ、市中では、若い娘を斬殺する事件が続いていた。 剣術の達人だというおちえのキャラ設定で、 今後も、剣が絡んだ事件が起きてゆくのだろう。 シリーズ化されて、すでに三作出ている。
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おちえの描写が若干鼻につくのが気になるけれど、それも含めて上手いなぁと思わせる。世話物的な話を想像していたが、サブタイトルのとおり捕物帖だった。好みなのでかえってありがたい。
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面白いシリーズが始まりました。 弥勒シリーズは面白いけど 女の子を主役にしたものは 好きです。 剣術の好きな おちえ と武家の若様をやめて縫箔職人になろうとする 一居 ふたりとも美形なのも楽しみ 針と剣 ふたりを表すいい題名です。 次のお話しも楽しみです。
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