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神戸・続神戸
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神戸・続神戸
¥330
在庫なし
商品レビュー
4.2
36件のお客様レビュー
小さい頃から通い慣れた街が、戦時中から戦後はこんな様子だったとは 食糧もなく、自由もなく、空襲に怯える日々の中でも、外国の人たちと心は自由に生きていた著者。 戦争の中の現実の生活。 おもしろく描かれているけどつらいな
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第二次世界大戦中の神戸、アパートを兼ねたホテルに主人公は住む。そのまわりには日本人だけでなくエジプト、ロシア、台湾、朝鮮、ドイツなど様々な出自の怪しい人々が蠢く。 戦時中だけに物資や食べ物は不足し、住むところに困ったり、体を売ったり、病気で死んだり、という悲惨な状況である。にも関...
第二次世界大戦中の神戸、アパートを兼ねたホテルに主人公は住む。そのまわりには日本人だけでなくエジプト、ロシア、台湾、朝鮮、ドイツなど様々な出自の怪しい人々が蠢く。 戦時中だけに物資や食べ物は不足し、住むところに困ったり、体を売ったり、病気で死んだり、という悲惨な状況である。にも関わらず、生々しさがなく別世界の寓話のような仕上がりになっている。 解説で森見登美彦氏が、三鬼とは天狗の異名だという逸話を取り上げ、著者の書きぶりを「フワリと宙に浮かんで人間たちの営みを俯瞰しているようでありながら、俗世で生きる彼らへの愛情ゆえに見捨てて飛び去ってしまうこともできない」と書いている。「千一夜物語」とも書かれていて、自分がぼんやり感じたことを見事に言語化してくれたこの解説にも★5つをつけたいと思った。
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古い小説でも読んでいるかのような表現で独特な雰囲気の小説。 ちょっと今回はこういうのを読む気持ちではなくて、途中まででやめた。またいつか読みたい。
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