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神戸・続神戸 新潮文庫
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神戸・続神戸 新潮文庫

西東三鬼(著者)

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神戸・続神戸 新潮文庫

539

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2019/06/26
JAN 9784101014517

神戸・続神戸

¥539

商品レビュー

4.2

37件のお客様レビュー

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2024/10/08

戦時中の日常風景が描かれていて、 どんなことでもなんとか商売に繋げようとする人はいるもんだとか 女を武器にして生き延びる逞しさであるとか 学習としての戦争とはまた違った一面から 当時の様子を知ることができた。 書きぶりから 案外楽しんでいたんだなと思ってしまいそうになるが そう...

戦時中の日常風景が描かれていて、 どんなことでもなんとか商売に繋げようとする人はいるもんだとか 女を武器にして生き延びる逞しさであるとか 学習としての戦争とはまた違った一面から 当時の様子を知ることができた。 書きぶりから 案外楽しんでいたんだなと思ってしまいそうになるが そう思いかけたところで出てくる 死の描写に現実を思い知らされる気分だった。

Posted by ブクログ

2024/02/25

小さい頃から通い慣れた街が、戦時中から戦後はこんな様子だったとは 食糧もなく、自由もなく、空襲に怯える日々の中でも、外国の人たちと心は自由に生きていた著者。 戦争の中の現実の生活。 おもしろく描かれているけどつらいな

Posted by ブクログ

2024/01/04

第二次世界大戦中の神戸、アパートを兼ねたホテルに主人公は住む。そのまわりには日本人だけでなくエジプト、ロシア、台湾、朝鮮、ドイツなど様々な出自の怪しい人々が蠢く。 戦時中だけに物資や食べ物は不足し、住むところに困ったり、体を売ったり、病気で死んだり、という悲惨な状況である。にも関...

第二次世界大戦中の神戸、アパートを兼ねたホテルに主人公は住む。そのまわりには日本人だけでなくエジプト、ロシア、台湾、朝鮮、ドイツなど様々な出自の怪しい人々が蠢く。 戦時中だけに物資や食べ物は不足し、住むところに困ったり、体を売ったり、病気で死んだり、という悲惨な状況である。にも関わらず、生々しさがなく別世界の寓話のような仕上がりになっている。 解説で森見登美彦氏が、三鬼とは天狗の異名だという逸話を取り上げ、著者の書きぶりを「フワリと宙に浮かんで人間たちの営みを俯瞰しているようでありながら、俗世で生きる彼らへの愛情ゆえに見捨てて飛び去ってしまうこともできない」と書いている。「千一夜物語」とも書かれていて、自分がぼんやり感じたことを見事に言語化してくれたこの解説にも★5つをつけたいと思った。

Posted by ブクログ

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