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食えなんだら食うな
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食えなんだら食うな

関大徹(著者)

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食えなんだら食うな

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ごま書房新社
発売年月日 2019/06/01
JAN 9784341172367

食えなんだら食うな

¥990

商品レビュー

3.9

19件のお客様レビュー

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2024/09/05

とにかく強烈な本です。著者は関大徹という禅僧で、 書名は、なんと『食えなんだら食うな』。 全12パートからなり、書名と同じ「食えなんだら食うな」から始まり、 その後、「病いなんて死ねば治る」「自殺するなんて威張るな」「地震ぐらいで驚くな」 「死ねなんだら死ぬな」といったスゴイ見出...

とにかく強烈な本です。著者は関大徹という禅僧で、 書名は、なんと『食えなんだら食うな』。 全12パートからなり、書名と同じ「食えなんだら食うな」から始まり、 その後、「病いなんて死ねば治る」「自殺するなんて威張るな」「地震ぐらいで驚くな」 「死ねなんだら死ぬな」といったスゴイ見出しが並びます。 要は、誰もがいずれ死ぬという自明の理を心得ていれば、 病いも地震も何も恐れることはないという生き方を説いています。 1978年に書かれた本で、著者は1985年に亡くなっていますが、 1991年の他社の文庫版も絶版となり、2018年に再復刊。 「ガキは大いに叩いてやれ」「家事嫌いの女など叩き出せ」といった、 多少時代に合いにくい部分もありますが、 大半のメッセージは、時代を越えて響くものがあります。 著者も強烈なら、復刊本の巻末に収録された実業家・著述家の 執行草舟(しぎょう・そうしゅう)氏の解題は、もっと強烈。 ちょっと長いですが、一部を引用しておきます。 「禅と武士道を愛する私は、その方面の本だけで優に三千冊は読んでいる。・・・ しかし、最後の最後で、いつでも本当の力を与えてくれた本は、本書なのだ。 関大徹の声である。その一喝によってすべてを決めることができた。 そして、何よりも、すべてに耐えることが出来たのだ。」 「『病など死ねば治る』という老師の言葉に出合い、 私は脳髄を引きずり出されるほどの衝撃を受けた。 死ぬ気で生きているつもりであった。それが何たることか、 病などで弱気になっている自己を発見したのだ。 『死ねば治る』。そこに無限の生命的な愛を私は感じた。 『よし!死ぬまで生きれば良いのだ』、私はそう思った。 そしてその日から病は嘘のように快方に向かったのだ。 この体験以来、40年以上にわたって、本書は私の座右の書なのだ。・・・ だからこの本は、死ぬ気で読んでほしいのだ。すべてを信じて読んでほしいのだ。 つまり、本書自体を食らうのである。自分の肉体に、この本を打ち込んでほしい。」 こんな強烈な解題・解説を私は読んだことがありません。 この人の本も読んでみたくなりました。 なにせ「私は死ぬほど読書をして来た。 それが私の唯一の誇りである。他に誇るものは何もない。 こと読書に関しては古今東西の名作で読んでいないものは無い。 そう言い切れるほど読んだ。私は読書そのものに命をかけているのだ」 とも書いている人なのです。スゴ過ぎます。

Posted by ブクログ

2024/01/08

禅僧の箴言集。ロジカルで、柔軟である。もったいぶったところがない。 執行草舟氏(誰だか知らんが)の北方謙三風のあとがきもよかった。 きれいごとでなく、人生をいかに生きるかについて書かれている。"相当のキレ者"という印象。考えさせられた。

Posted by ブクログ

2023/07/15

僧侶の厳しい世界。「食えなんだら食わぬ」までという言葉にプライドを感じた。 禅から得るモノ、悟りの境地。そもそも禅とは、坐禅のことだと考えていた。「禅は作務を貴ぶ」。なるほど、日々の修行の中で得ていくモノなんだ。 女性の記述に関しては時代にそぐわないところもあるが、神経衰弱者への...

僧侶の厳しい世界。「食えなんだら食わぬ」までという言葉にプライドを感じた。 禅から得るモノ、悟りの境地。そもそも禅とは、坐禅のことだと考えていた。「禅は作務を貴ぶ」。なるほど、日々の修行の中で得ていくモノなんだ。 女性の記述に関しては時代にそぐわないところもあるが、神経衰弱者への禅は大きな役割を担っており、書かれている内容は今にも通じる。

Posted by ブクログ

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