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外来種は本当に悪者か? 新しい野生 草思社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2019/06/06 |
JAN | 9784794223999 |
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外来種は本当に悪者か?
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
日本でお馴染みのクズやイタドリが英米で大繁殖していると聞くと、笑い事ではないが少し笑ってしまう。「ツツジの文化史」で読んだポンティクムについての記述もあった。 外来種が在来種を駆逐するというよりかは、人間が環境を汚染→在来種が減少→外来種の繁殖というパターンが多いように思える。
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昨日、ドイツが2重国籍を認めることとなったのニュースを見ました。元々、ネアンデルタール人がいて、ホモサピエンスと交雑もあり。 手付かずの自然は、想像の産物。ニューワイルド。 自然には、国境が無い。人間は、国境を作った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は、「この本は、21世紀の環境保護のあり方について自分なりに答えを出すためのもの」と位置づけている。 現在の生物多様性保全を、「外来種はすべて悪、在来種至上主義」と決めつけ批判を展開している。その上で、外来種によって新たな生態系が成立している事例について、むしろ生物多様性は高まり、「New Wild」と名付けた自然が成立することを歓迎している。 そもそも、著者の生態学の知識には、素人のわたしでも疑問を抱かざるを得ない。生物多様性の定義も間違っている。著者は、種数のみを生物多様性の尺度と考えているようだが、少し勉強すればそれは間違いだとわかる。これだけの文献を読み、事例を列挙しているのに、その定義を知らないわけはなく、確信犯ではないかと疑わざるを得ない。膨大な参考文献も、自分の主張に合致する部分を引用しているのではないか、と。 冒頭から、怒りで読めないかと思ったが、こういう本こそ、クリティカルリーディングすべきなのだと言い聞かせながら、ある程度斜め読みしながら読み切った。 読者は、この内容を鵜呑みにしてはいけない。あらゆる分野で言えることだろうが、特に関心のある分野では、自分の考えや知識に照らしながら、ファクトチェックと考え方の精査が必要だ。 Amazonのコメントには好意的なものも目立つが、批判的書評の中に的を射た意見があるので、注意して読んでほしい。
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