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日本の異国 在日外国人の知られざる日常
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日本の異国 在日外国人の知られざる日常

室橋裕和(著者)

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日本の異国 在日外国人の知られざる日常

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2019/05/25
JAN 9784794970916

日本の異国

¥770

商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

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2024/11/05

母国を離れ、日本でたくましく頑張って根を張り、そして同郷人の拠り所となる人たち。拠り所(お寺、カフェ、レストラン)を作る人たち。 一方で、国との関係上、忖度が必要で難民認定せず、中途半端な状態『仮放免』に留め置かれ続ける人たち。何かわからないまま説明もなく収攬される恐怖にいる人た...

母国を離れ、日本でたくましく頑張って根を張り、そして同郷人の拠り所となる人たち。拠り所(お寺、カフェ、レストラン)を作る人たち。 一方で、国との関係上、忖度が必要で難民認定せず、中途半端な状態『仮放免』に留め置かれ続ける人たち。何かわからないまま説明もなく収攬される恐怖にいる人たち。 なぜその街に多くいるのか、コミュニティができたのか外交政策含めた歴史的経緯とともに説明されててわかりやすい。 それにしても、まだまだ外国人、いわゆる白人以外に慣れていない住人の多さ、偏ったメディア、移民難民、外国人労働者への理解のない日本人のなんと多いことか。 日本人でも、大学を卒業してきちんとした文章を書けるのは少ないのに、外国人にはより完璧な日本語や文章力を求め、そして彼らの専門性や能力の高さを理解せずに就職させない民間企業の偏狭さ。 人それぞれ文化は違う。 近所に昔から外国人留学生を専門としているアパートがある。今度、挨拶をしよう。まずは、そこから。 そして、この中に出てくる色んな街、お店に行って見たい。そう強く思わせる熱い本だった。

Posted by ブクログ

2024/11/03

いろんな国から来た外国人のコミュニティの様子を紹介している。思いつくものというと、新大久保は韓国人のニューカマーたち、南千住や鶴橋は古くからの在日韓国・朝鮮人の人たち街。高田馬場はミャンマーの人たちが、群馬県太田には日系ブラジル人を含むブラジル人が多く住むといったところ。この本で...

いろんな国から来た外国人のコミュニティの様子を紹介している。思いつくものというと、新大久保は韓国人のニューカマーたち、南千住や鶴橋は古くからの在日韓国・朝鮮人の人たち街。高田馬場はミャンマーの人たちが、群馬県太田には日系ブラジル人を含むブラジル人が多く住むといったところ。この本ではどちらかといえば最近になって集住するようになった街を取り上げている感じ。 自分が韓国に興味があって、在日韓国・朝鮮人のことは少し知っているつもりなもんで、「在日」といえば朝鮮半島にルーツをもつ人たちを思い浮かべるけど、いまやそんな時代ではなくいろんな「在日外国人」がいることがエッセイ調の読みやすい文章からもわかる。 特に、自分も住む埼玉県の川口あたりにはクルド人が多く住む地域があり、彼ら・彼女らのせいで無法地帯になっているかのようなことが言われていてそんなものかと思っていたけど、この本を読むかぎり彼らが日本で暮らすしかない背景などに思いを寄せれば、どこからそんな非難めいた噂が出てくるんだろうと思った。自分がこれまで知らなった分も、あらためてクルドの人々のことを知りたいと思った。 この本を読むかぎり、埼玉ってけっこう在日外国人のコミュニティが多い地域でもあるようで、そんなことも特に意識せずにいたことにちょっとびっくり。どれだけ接点をもたずに過ごせるかということでもあると思う。 川口には中国人も多く、そのようななかで川口市日本中国友好協会の事務局長・林芳男さんは「完全な共生はできないでしょうね。どうしても壁はある。それは文化も言葉も違う以上、仕方のないことだと思います。でも、共存はできる」(p.303)と言っている。ここで「共生」と「共存」の厳密な定義に照らすのはナンセンスで、要は日本にいて同じ街で、同じ国で共に暮らしていく以上、どこか落としどころを見つけて共に暮らしていくしかないってことだと思う。そのためには、日本人がもう少し譲歩したり柔軟な視点をもったり器が大きくならなければならないと思う。もう「在日外国人」の力を借りなければこの国は成り立たないのだから。その点、終盤の商店街にかかわる多国籍の人々での会を設けている新大久保の章はどことなく希望がもてた。商店街のエピソードに限らず、そういう点では新大久保は一歩先を行っている感じ。それは驚きとあきらめや思い切りの末のものかもしれないけど、その先でそれなりにいい関係性ができつつあるのだからそういうお落としどころを見つけたということなんだと思う。 一方、何様のつもりでヘイトや排斥まがいの言動をしているのか、そういう「日本人」気取りの輩の見苦しさは理解に苦しむ……なんて言ってはいけないのかな。理解はできなくても、そういう「日本人」と共存を図っていかないといかんのだろうなあ。

Posted by ブクログ

2024/08/18

ゴンザレスさんのチャンネルで著者を知って、図書館にあった本著を借りて読みました。インネパは買って読もうと思います。

Posted by ブクログ