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ストーカーとの七〇〇日戦争
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ストーカーとの七〇〇日戦争

内澤旬子(著者)

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ストーカーとの七〇〇日戦争

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2019/05/24
JAN 9784163910284

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商品レビュー

3.7

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2024/04/25

大変な本だった。 『漂うままに島に着き』のあと、こんなことになっていたとは。 自分の体験・取材をもとにして書いてきた内澤さんだから このことについても触れないわけにはいかない。 書くことにも勇気がいると思うし、 書いてくれたからこそ、この先に法整備や手順の見直しなどが進んでいくと...

大変な本だった。 『漂うままに島に着き』のあと、こんなことになっていたとは。 自分の体験・取材をもとにして書いてきた内澤さんだから このことについても触れないわけにはいかない。 書くことにも勇気がいると思うし、 書いてくれたからこそ、この先に法整備や手順の見直しなどが進んでいくと思いたい。 突然豹変した相手と対するだけでもかなりのストレスなのに、 守ってもらうためのハードルがあまりに高すぎて絶望的になる。 「再犯防止」って口だけなのか。 何かあってからでないと行動されないって怖すぎる。 守ってもらうために何度も自分の体験を、行く先々の担当者に説明しなければならず、 手間のかかる方法で文書や記録に残してもらわなければならない。 これも大きな2次被害だと思う。 分かりやすくお膳立てされるわけではなく、 自分が知らなければ後悔するような手続きが山のようにある。 ただでさえ恐怖でパニックになっていて、周りにもあまり多くを伝えられずにいる中で 自分で調べる余裕などないよな。 何かが起こらないようにするために先手を打って対応する、という流れになっておらず、 相手をいたずらに刺激するような形でしか物事を進めて行けない。 ストーカーも依存症の一部なのだという認識が必要。 病なのだから治療が必要。 それは相手のためではなく、何よりも自分のこれからを守るため。 ストーカー専門のカウンセラーの方がいるということが分かったのは大きい。まだ数は足りないけれど。 表立って声を上げることのできない多くの被害者のかわりに みっちりと濃い体験談を、手続きの煩雑さも含めて詳細に書いてくれた内澤さんには感謝したい。 いつ誰が突然まきこまれるかもしれないストーカーという犯罪、 しかもまだ法整備を含めた対策が現状にまったく追いついていない状況で、 この本によって対策が進むことを願う。 被害にあって何をしたらいいのか分からない人に大きな助けになるはず。

Posted by ブクログ

2023/02/06

作家であり、ライターである著者が、元彼からストーカー被害を受けたというノンフィクション。 著者は東京の喧騒から離れ、四国の離島に移住する。 そこでマッチングアプリでパートナーを探し、後にストーカー加害者になる相手方男性と知り合う。 交際期間中から、キレやすいことに違和感を抱き...

作家であり、ライターである著者が、元彼からストーカー被害を受けたというノンフィクション。 著者は東京の喧騒から離れ、四国の離島に移住する。 そこでマッチングアプリでパートナーを探し、後にストーカー加害者になる相手方男性と知り合う。 交際期間中から、キレやすいことに違和感を抱きつつ、身体的な暴力はなかったため、8か月ほど交際。 しかし、徐々に束縛が激しくなり、怖くなった著者は一方的に別れを宣告して連絡を断つ。 すると、相手方は、著者が有名人なのをいいことに、これまでの情事を週刊誌とネットに暴露すると脅すようになる。 相手方の豹変に驚き、最寄りの警察に相談したところから、1日目がスタートし、それ以降、二度にわたる逮捕、実刑判決までの戦い700日を描いてる。 700日というと約2年。その間、住居や仕事も制限され、常に戦闘態勢で外出しなければならない生活を強いられた著者の心労はいかほどかと思う。 ネットの評判を見ると、マッチングアプリで知り合ったこと、結婚を前提としたお付き合いをしていたわけではないことを理由に、著者の落ち度を指摘する人が多いことに驚く。警察でも同様の反応をされたそうな。 今どき、マッチングアプリで出会いを求めるのは普通だし、女性だって結婚を前提としないドライな関係を求めても良いのでは。 この本を執筆したことにより、著者が二次被害(いわゆるセカンドレイプ)にあっていないことを祈るばかり。

Posted by ブクログ

2023/01/23

感情で行動が支配される人がいること、そういう人に関わったら面倒くさいこと、法律の知識の必要性、論理的な思考の大切さ… 読了60分

Posted by ブクログ

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