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覆面作家は二人いる 新装版 角川文庫
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覆面作家は二人いる 新装版 角川文庫

北村薫(著者)

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覆面作家は二人いる 新装版 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/05/24
JAN 9784041081693

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商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

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2025/02/25

なるほど、北村薫はこういう文章も書くのだな。おもしろいじゃないか。ぼくの周囲ではこの作品は毀誉褒貶が激しかったので読むのをためらっていたのだが、何のことはない。軽快なテンポの快作である。北村作品は「円紫さんと私シリーズ」、『冬のオペラ』、『ターン』、『水に眠る』とかなりランダムに...

なるほど、北村薫はこういう文章も書くのだな。おもしろいじゃないか。ぼくの周囲ではこの作品は毀誉褒貶が激しかったので読むのをためらっていたのだが、何のことはない。軽快なテンポの快作である。北村作品は「円紫さんと私シリーズ」、『冬のオペラ』、『ターン』、『水に眠る』とかなりランダムに読んできたわけだけれど、長編としてはこれ初めて男性の視点で描かれているのだな。この点も興味深い。あれだけ女性の視点で書くことを得意としている作家がどうやって男性一人称をこなすのか?単行本は平成3年になっているから、いまさらこんなことを言っているのはぼくくらいなのだろうが、それにしてもおもしろい。主人公は出版社に勤務する編集者で、担当しているのが姓は「覆面」名は「作家」という、じつはお嬢様作家というオフザケな仕掛け。このお嬢様のキャラクターがしかも、そんなばかなと思わずつぶやいてしまう妙なもの。主人公のふたごの兄は刑事をやっていて主にそこから事件に(自主的に)巻き込まれる。日常的素材をミステリー仕立てにしているという点のみ既読の北村作品と通じているか。何にせよキャラクターすべてが生き生きしていて、読んでいて心地よい。すべて文庫化されるまで、ぼくは果たして読むのを待てるだろうか?

Posted by ブクログ

2024/06/11

ホームズポジションが変わり者なのはよくあるけど千秋さんは特に個性強めで面白い 「二人いる」についての要素も物語を超えて考えさせられる。

Posted by ブクログ

2021/09/01

ミステリーの楽しさを満喫しながら、ほのぼのとした気分に浸れる、 北村薫さんならでは。 ただし、推理している事件は恐い。すなわち、殺人、誘拐、万引き。 原因は日常に潜む何気ない気持ちの動きなのに。 新妻千秋と岡部良介のキャラクターもさえてシリーズ第一作。 どういう風にさえてい...

ミステリーの楽しさを満喫しながら、ほのぼのとした気分に浸れる、 北村薫さんならでは。 ただし、推理している事件は恐い。すなわち、殺人、誘拐、万引き。 原因は日常に潜む何気ない気持ちの動きなのに。 新妻千秋と岡部良介のキャラクターもさえてシリーズ第一作。 どういう風にさえているかというと、 外見は正真正銘楚々とした美しいお嬢様なんだけど、 内弁慶の反対「外弁慶」で、っていうところ。 つまり人格が内と外で変わり、それが世の常とちがい、 言葉つきもがらっと伝法、のびのびと羽目をはずすのである。 初出の平成3年頃は珍しかったのではと思わされる。 その後、こういうとっぴなお嬢様風がアレンジされて登場するも多々だもの。 加えて、文章のユーモアがいい。 硬くならず、柔らかすぎず、古めかしくも新しい。 いつも北村さんの作品を読むと思うのだが、 登場人物、とくに女性のファッションの彩りがきれいだ。目に浮かぶ。

Posted by ブクログ