すきっていわなきゃだめ？ 恋の絵本

辻村深月(著者), 瀧井朝世(編者), 今日マチ子

• 販売会社／発売会社: 岩崎書店
• 発売年月日: 2019/05/21
• JAN: 9784265022427

商品レビュー

2024/07/20

辻村深月さんの絵本を紹介されてよんだ。
恋の絵本2ということもあり、キュンキュンしながら話は進む…のだが、それでは終わりません。さすがすぎでしょ。そういうこと!!
すきなひとに｢すき｣っていうのがはやってる。｢すきなひといないの?｣と、みっちゃんにきかれた。ーーだけど、ほんとうは、こうくんがすき。－ーりなちゃんが、きょう、こうくんに｢すき｣っていった。
これ以上の内容は書けません。高学年に読み聞かせしたい一冊。

2024/05/12

嬉しくて悲しくて苦しい　この気持ち「好き」でいい？－。

『闇祓』以来の辻村深月san、『すきなひと』（桜庭一樹san）に続く「恋の絵本」シリーズ。

”すきな　ひとに「すき」って　いうのが　はやってる。”から始まるお話し。「こうくん」が好きな主人公。こうくんが嬉しいと自分も嬉しいし、こうくんが悲しいと悲しい。他の子がこうくんを好きになると苦しい。そして、いっしょに走り出せたときの「うれしさ」。この気持ちに名前がなくても、主人公に名前がなくても^^、「すき」で良いですね。

少し切ないですが、きっと誰かに届く、勇気を与えられるお話しだと思います。
今日マチ子sanのイラストも素敵でした☆

2024/04/13

このきもちに、　たとえ　なまえなんか　なくても。
ぼくは　きっと、　こうくんが　すきだ。

とても共感して、それでもいいんだとなりました。大人の心にもじんわり響く絵本。